令和7年第2回定例会|一般質問
水害対策
避難所
防災
新庁舎の待たない窓口
指名停止情報の公表
水害時の車両避難・災害廃棄物
浸水想定地域の避難、情報発信、車両避難や災害廃棄物の課題を示し、平時からの具体的な運用整備を求めました。
新庁舎の待たない窓口
新庁舎の待たない窓口について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
指名停止情報の公表
指名停止情報の公表について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
質問全文
令和 7年 6月 定例会-06月05日-03号
◆二十一番(おぎのけんじ 議員) 間もなく東京も梅雨入りし、梅雨が終わればゲリラ豪雨、台風による水害が懸念される季節がやってきます。令和元年の台風十九号による大規模な被害が発生して以降、国、都、区において多角的な多摩川の水害対策が進み、幸いにもこの間、あれほどまでの被害は出ておりません。しかしながら、全国各地で相次ぐ自然災害の猛威を見るに、まだまだ予断を許せる状況ではなく、さらなる水害対策の強化を求めるものであります。
六年前、特に印象深かったのが、尾山台、上野毛、瀬田と、避難所周辺は路上駐車の車であふれかえり、近隣のコインパーキングはどこも満車だったことであります。大切な財産である車を避難させる方、豪雨が降りしきる中、国分寺崖線の勾配を徒歩で避難することが困難な方、そのまま車中避難される方など御事情は様々あれど、当時、車を受け入れる公的なキャパシティーが圧倒的に不足していたことは事実であります。
その後、私も地元の要望を受け、区に掛け合った結果、野毛町公園拡張用地が車の避難場所として位置づけられました。本格開園後には百台程度の受入れが可能になります。しかしながら、浸水被害が想定される世帯数に比べれば、まだまだ十分とは言えません。
三年前に高島屋と締結した災害協定では、瀬田の高台にあるガーデンアイランドの駐車場二百二十八台分を避難者向けに開放し、車中泊の受入れも実施する旨が定められていましたが、同施設は一年前に閉館しています。改めて区民の生命と財産を守るという観点から、水害時、車による避難ができる場所を、国分寺崖線下からそう遠くないエリアの小中学校をはじめとする各種公共施設、また、民間との新たな災害協定による施設の活用も視野に入れ確保を進めるべきと考えます。区の見解を伺います。
また、浸水リスクが高い地域の区民に対する丁寧な周知が不可欠です。ハザードマップへの記載のみならず、区ホームページ、エックス、LINEの活用、町会・自治会への周知を徹底すべきと考えます。また、実際に車による避難を受け入れる際、事故や混乱が生じないよう、庁内で事前に運用ルールを定めておくべきです。見解を伺います。
六年前の水害時、廃棄物は当時の野毛町公園拡張用地に集められました。公園の敷地いっぱいに、使い物にならなくなってしまった家財道具などが、数か月間、うず高く積み上げられていました。あれから拡張用地の整備が進み、同様の使い方はもうできないと思いますが、水害廃棄物の集積所の想定をお聞かせください。また、廃棄物の回収・運搬ルールもあらかじめ決めておく必要があると考えますが、区の見解を伺います。
次に、本庁舎整備について順次伺います。
問題の存在を認めないことが最大の問題である。これは、経営学の巨匠ピーター・ドラッカーの言葉であります。停滞する組織、衰退する組織は問題から目をそらし、よい部分だけを見ようとする姿勢に陥るという意味です。
それを象徴するかのような報告が四月二十三日のDX・地域行政・公共施設整備等推進特別委員会においてなされました。監理技術者の変更に伴う違約金の発生についてです。そのタイトルと報告内容に愕然としました。サッカーに例えれば、監督兼キャプテンとも言える監理技術者が現場からいなくなり、同様のスペックを満たす人材を後任に充てられないということでありました。
区と大成建設との交渉過程、再発防止策、技術的な補填策など言及は一切なく、契約違反により一億四千万円の違約金が発生するということが報告の趣旨でありました。これまで大成建設は、二度にわたる工期延伸のみならず、今申し上げた監理技術者の交代も二回目、スライド条項の適用申請では、三回連続で区の算定額を大きく上回る金額を提示してきています。信頼関係はもはや崩壊しているに等しく、区は発注者としてのリスクマネジメントを全くできていなければ、庁内のガバナンスも全く機能しておらず、トラブルは発生して当たり前、違約金が取ればラッキーとでもいうようなモラルハザードに陥っているようにすら感じます。
四月三十日の区長記者会見もその好例であります。記者から監理技術者の交代に関して区長の考えを問われたのに対し、保坂区長は、大変遺憾であると回答されました。全く答えになっておらず、ただ大成に泣き寝入りしたように聞こえます。
改めて区長にお聞きします。ここまで契約違反が繰り返される異常事態を招いた責任をトップとして自覚しているのか。自覚しているならば、今後二度とこのようなことを起こさせないため、大成建設及び庁内にどんな働きかけをし、どう行動していくのか、明確にお答えください。
また、大成建設には、昨年三月二十八日から来年三月二十七日まで、二年間の指名停止措置が取られています。二年間というのは設定し得る最長の期間であり、談合など悪質な行為が認められた場合に適用される極めて重い処分であります。この重要情報が議会にはポスティングだけで済まされ、それを知らなかった私が、昨年十二月三日の同委員会で、指名停止はその後どうなったのかと質問したところ、出席理事者が誰も答えられませんでした。
区政史上、最大金額の契約相手に対する処分内容を関係所管の誰も知らない、このこと自体、庁内のガバナンス欠如の最もたる例だと思いますが、それはさておき、問題は区長が極めて重い措置に関し、対外的な発信を一切行わなかったことであります。指名停止には、入札からの排除というほかに、社会的信用失墜という副次的効果もあります。裏を返せば、発注者たる世田谷区が広く区民に周知することで、大成建設が契約違反を繰り返さない抑止力にもなり得ると考えるのが通常の思考だと思います。
工期延伸が発覚した際は、公共工事において前代未聞だと語気荒く大成建設を批判していた区長が、なぜ昨年三月二十五日、もしくは五月十日の記者会見で、指名停止措置について一切の言及をしなかったのか、大成建設と何らかの取引を行ったのか、明確にお答えください。
加えて、こたびの監理技術者変更は、指名停止期間中に発生した新たな契約違反であります。違約金を獲得できるからいいという話では全くありません。ゆゆしき事態と受け止め、現在の指名停止期間の終了後、直ちに二年の指名停止措置を加えるべきと考えますが、区の見解を伺います。
さて、議会でも大変評判の悪い東一期棟でありますが、私自身、狭い、暗い、低いの三拍子そろった大変使い勝手の悪い庁舎だと思っています。区長が執拗にこだわった空間特質の継承、区民会館一部保存のしわ寄せがものの見事に反映されてしまい、この窮屈極まりない建物が完成してしまったとも思っています。
出来上がってしまったものは仕方ありません。しかし、二期、三期工事は続きます。区長室も三階にありますが、区長は、この東一期棟の出来栄え、使い心地をどう評価しているのでしょうか。百点満点ということはないと思います。いいところ探しはやめて、問題にしっかり目を向け、二期、三期で是正していかなければ、本庁舎全体がとんでもない欠陥建築物になってしまうことを危惧しています。区長の考えを伺います。
次に、新庁舎における待たない窓口の実現性について伺います。
昨年、中野区の新庁舎を視察しました。世田谷区と同時期に着工し、昨年五月には竣工しています。デザイン性がありつつも、周囲の環境と調和した外観、開放的なフロアもさることながら、私は最も感心したのは、来庁者と職員にどのような動きをしてほしいかが、ハードとして具現化されていた点であります。エレベーターは来庁者用と職員用に分かれており、動線が重なることはありません。執務スペース中央には階段があり、職員のフロア間の移動が容易になっています。また、各フロアには複数の部署の窓口を集約した共用窓口を設け、来庁者の移動負荷を軽減する工夫をしています。
昨年、世田谷総合支所が入る西棟に設置する予定だったエスカレーターを、来庁者数の増加が見込まれることを理由に廃止するとの報告がありました。そして、先日の特別委員会において、今年三月、四月のくみん窓口の平均待ち時間が、昨年の三十三分から四十八分に増えた旨の報告がありました。区の方針が、いつの間にか行かせる、待たせる窓口に逆流しています。
また、現在の東一期棟は、人の流れ、動作を全く考慮していないかのような設計の跡がそこかしこに見られます。一階の入り口はなぜか左端にあり、かつ人二人分ぐらいの幅しかありません。七階のトイレは執務スペースから最も遠い場所にあり、当初八階のエレベーターホールにあったカードリーダーはあさっての位置に据え付けられていました。また、これからできるカフェレストランは中庭からしか入れません。つい先日も、東棟屋上の喫煙所の取りやめが報告されました。これだけ見ても、世田谷区では、来庁者、職員の動線に関し、誰も何も考えていなかったではないかと疑わざるを得ません。
まず、お聞きしますが、新庁舎における動線設計は、どこか特定の部署が中心となって検討しているのでしょうか。どの部署でも構いませんが、現状の場当たり的な対応を改め、来庁者、職員の利便性を最大限に追求した動線を再設計すべきと考えます。見解を伺います。
そして、来年十月には、世田谷総合支所が西棟で稼働します。新たなくみん窓口を待たない窓口にしていくための勝算はあるのかないのか。あるならば、その戦略を明確に示すよう求めまして、壇上からの質問を終わります。(拍手)
〔保坂区長登壇〕
◎保坂 区長 おぎの議員にお答えいたします。私からは、本庁舎整備について三点お答えをいたします。
まず、今日の認識と今後の行動ということでございます。
この本庁舎工事の大幅遅延に際しまして、私は区長として、令和五年五月の大成建設の大幅遅延の申出直後から、庁内に直ちに対策会議を設置いたしまして、違約金交渉とともに専門家を交えた工程検証を指示しました。その検証結果を受け、昨年四月の大成建設社長との面談時、大幅遅延の要因の一つとして、本店、支店の関与不足を指摘し、直接改善を求めました。その結果、本店、支店の技術者幹部による巡回及び指導が、毎月複数回実施されるなど、現場へのバックアップ体制は強化され、現在工事は遅延することなく順調に推移しています。
本年四月の当該工事現場の監理技術者の変更については、個人的にやむを得ない事情だと説明をされたものの、非常に重要な契約違反であることは間違いなく、入札時提案不履行違約金の請求、指名停止措置等、契約書等によって、原則的に、また適切に対応していく所存です。担当部に対して、引き続き安全第一で工事を着実に進捗させるよう指示をしています。
大成建設に対し、確実な工事の進捗と区民の利益を最大限生かすべく、節目ごとに必要な申入れを行ってまいります。
次に、指名停止措置についての公表の在り方についてでございます。
本庁舎等整備工事の遅延に伴う指名停止につきましては、令和六年三月二十八日付で行いました。直前の三月二十五日の記者会見では、まだその措置の前だったということのため公表できませんでした。その後、四月四日に大成建設社長の訪問、世田谷区庁舎に訪問を受けた際に、通常の倍となる二十四か月間の指名停止を行ったこと、二度とこういうことがないことということも含めて厳しく通告をいたしました。
本件指名停止につきましては極めて重大な事態であったため、ホームページへの掲載や窓口での掲示といった従来の公表の手段に加えて、区議会議員の皆様へのポスティングもさせていただいたところです。指名停止の対外的な周知について、この対応で十分目的を果たしていると考えておりまして、それ以外に何の取引もなく、他意はございません。
しかしながら、この間、議会での御指摘を受け、改めて本年の四月三十日に、二回目の契約違反の事実も踏まえて記者会見を行った際に言及したということは周知のとおりです。
次に、この二期、三期工事で是正していける部分、一期棟の問題内容が、次の二期、三期工事でどう改善されるのかという御質問です。
本庁舎等整備工事の中で、区民会館ホールの大規模なリノベーションについては、音響性能が向上し、舞台周辺の設備も更新されたことで好評をいただいています。一方、東一期棟については、この間、設備等の使い勝手の悪い部分など、議会等の御指摘を踏まえ、できる範囲で改善に努めてまいりました。担当部には、今後完成する部分がより使い勝手がよくなるよう、建物利用者の視点に立った整備を改めて指示したところでございます。
一方、周囲からのアクセスや建物内の上下左右への動線に関する不便さは、今後の竣工ごとに解消されていくものと考えていますが、例えば東棟エレベーターの待ち時間が長いと感じることがありますが、竣工後には動線が分散されるため緩和されると見込んでおります。今後も区民満足度の高い新庁舎の実現に向け取組を続けるとともに、令和十一年の完全竣工まで、安全第一で本庁舎工事の進捗を責任を持って進めてまいりたいと思います。
以上です。
◎田村 財務部長 私からは、新たな契約違反に関する区の指名停止の考え方についての御質問にお答えします。
指名停止は、事業者にとって大きな影響を及ぼす場合もあることから、その運用は世田谷区指名停止基準に基づいて客観的かつ統一的に行う必要があります。本工事におけるこのたびの監理技術者の変更は、本基準に定める指名停止措置要件の契約違反に該当し、同基準に基づいてその期間を判断することになります。基準では、極めて悪質な事由があるため、または極めて重大な結果を生じさせた場合には指名停止期間を二倍まで延長する特例がございます。
今回の契約違反については、現時点で、履行遅延などの影響がないことや、また、工事の品質を確保するため、本庁舎等整備と同規模の民間工事において複数の免震構造の建物を事後的に接続して一体化した実績を持つ社員を複数名専任で配属する施工体制としていることなどから、本特例には該当しないと判断しておりますが、具体的な期間につきましては現在検討を行っているところです。
以上でございます。
◎佐藤 庁舎整備担当部長 私からは、新庁舎における動線設計はどの部署が中心となって検討しているのか、また、来庁者等の利便性を追求した動線の見直しを実施すべき、こちらにお答えいたします。
新庁舎における動線計画は、庁舎整備担当部が責任を持って担っており、令和三年度の工事着手以降も、一度まとめた計画に対しても見直しの必要はないか検証を重ねております。例えば執務室の窓口周りでは、各所管にヒアリングを繰り返し、最新のオペレーションや来庁者数等を踏まえ、什器レイアウト等を調整しております。その過程で、二期棟ではエスカレーターを取りやめ、西棟くみん窓口のレイアウトを変更して、窓口カウンターの総延長を約一・四倍とし、また、東棟四階の都市整備領域のフロアでは、会議室の壁を組み替えるなど見直しを行いました。これらにより、待合空間の充実と併せ、来庁者動線がより明確になったと考えております。
引き続き、庁舎整備担当部として必要な見直しを見極め、併せて区議会への丁寧な説明に努め、よりよい庁舎となるよう尽力してまいります。
以上でございます。
◎菅井 地域行政部長 、私からは、新庁舎における新たなくみん窓口について御答弁申し上げます。
令和八年十月に新庁舎へ移転を予定しております世田谷総合支所くみん窓口につきましては、現在、混雑緩和に向けた検討を進めているところです。具体的には、待合スペースの拡充や受付ブースを増設するとともに、戸籍と住民異動等の受付カウンターを一体、一直線として、混雑期に受付ブースの数を柔軟に変更可能といたします。また、比較的時間を要しない証明書発行業務の切り出しによるクイック対応、手続の進行や呼出し状況の表示方法や番号発券機の二次元コードを活用した案内の見直し、届出等を手書きしない書かない窓口の実施等、待ち時間縮減と、お待ちいただく環境や利便性向上を目指してまいります。
引き続き、混雑緩和に向けまして、世田谷総合支所をはじめ、関係部署と連携しながら取り組んでまいります。
以上です。
◎加賀谷 危機管理部長 大規模水害時、車避難ができる場所の確保についてお答えいたします。
区では、令和元年東日本台風での経験を踏まえ、車で避難できる一時避難施設を指定してまいりました。議員御指摘の施設閉館により閉鎖した駐車場には満たない一部ではございますが、新たに玉川野毛町公園を一時避難施設に指定するなど、車での避難場所の確保に努めているところでございます。また、水害時避難所となる小中学校の校庭の活用につきましては、校庭の復旧などに時間を要し、学校運営上支障があるとのことから、駐車場所としての運用は厳しい状況でございます。やむを得ず一時的に停車する場合には、校庭以外への誘導案内を分かりやすく行っていく必要があると認識しております。
現在、車による一時避難施設のさらなる確保に向け、民間施設も含め、可能性のある施設について駐車規模などの整理を進めております。引き続き、水害時に区民の方が円滑に避難できるよう、各総合支所とも連携をし、一時避難施設確保に向け取り組んでまいります。
以上です。
◎羽川 玉川総合支所長 私からは、水害時における車で避難できる場所の周知と、受け入れる際の運用ルールについて答弁を申し上げます。
区では、水害時の避難行動について、各地域において浸水想定区域を中心に、水害時避難行動マップの全戸配布、窓口配布、地域イベントでのチラシやハザードマップの配布、防災塾での講義やグループワークの実施等、様々な方法で地域住民へ周知啓発を行っております。また、車による避難を受け入れる際の運用については、受入れ時にチラシを配布し、施設のルールや車中で過ごす際の注意事項を説明することや、駐車場以外の場所においては、車一台一台の駐車場所を定める等、安全に避難するための運用ルールを各施設の開設マニュアルに定めております。
今後も、運用ルールについて現地確認や現場からの声を基に課題を把握し、適宜見直しを行うとともに、区民にも水害時に備えて避難先や避難行動について意識いただけるよう、マップ等を活用して分かりやすい広報啓発に努め、丁寧に周知を行ってまいります。
以上でございます。
◎池田 清掃・リサイクル部長 私からは、水害時災害廃棄物の処理体制について御答弁いたします。
区の災害廃棄物処理計画では、地区レベルの災害廃棄物の集積所を小規模公園等に設置し、さらに廃棄物を集約し分別等を行う仮置場を中規模公園等に設置することとしており、実際の設置は、災害が発生した場所や規模に応じて判断し、必要な養生等を行った上で開設することとしております。
令和元年の台風の際には、被害のあった地区から近く、収集車両のアクセスが容易である等の理由から、当時、未使用の玉川野毛町公園拡張予定地に仮置場を開設いたしました。今後もこうした過去の経験を踏まえ、いざというときに迅速に集積所等を開設し、廃棄物の受入れ等を行うことができるよう、定期的に設置手順や必要資材の確認、候補地の現状把握などを行ってまいります。
以上でございます。
◆二十一番(おぎのけんじ 議員) 本庁舎の件、一連答弁聞いていて不安がさらに募りました。
それで、追加指名停止の件ですけれども、現時点で履行遅延等の影響がないことをもって特例に該当しないと。つまり二倍延長しないということでありましたが、私が言っているのは、そもそも極めて悪質だということで二年設定された指名停止期間の中で契約違反ということがまた繰り返し起きたという事実を重く受け止めるべきだということを言っているわけで、今、悪影響が出ていないからそれは当たらないということを判断するということは、区が契約違反という行為自体そのものを軽視している、これはコンプライアンス的に大きな問題あると思いますよ。これは本当にその判断でいいんでしょうか、改めて伺います。
それから、特例を適用しないということを決めた後に、工期遅延などのクリティカルな問題が発生した場合、これはどうするんですか。後から延長はできませんよね。その場合、誰がどう責任を取るのか、あわせて伺います。
◎田村 財務部長 私からは、新たな契約違反に関する区の考え方についての再質問にお答えいたします。
今般、大成建設が指名停止期間中にもかかわらず新たな契約違反を起こしたことにつきましては、区として重く受け止めており、所管部において、今後の確実な契約履行に向け、施工管理に関する指導を強化しているところです。一方で、本事案を指名停止基準に照らしますと、極めて悪質な事由がある、または極めて重大な結果を生じさせたとは言い切れないことから、本特例には該当しないものと判断しているところでございます。
仮に今後、工事遅延等が起きた場合は、新たな契約違反として、当該事由の重大性や区が被った影響などを総合的に判断し、基準に基づいて、新たな指名停止措置等を行うことを検討いたします。
以上でございます。
◆二十一番(おぎのけんじ 議員) 区長もそうですけれども、これまで毅然とした対応を取ってこなかったから同じことが繰り返されるんだと思います。学習する組織になってください。
以上で終わります。