議会質問

QUESTIONS

令和4年決算特別委員会|10月18日

2022.10.18

  • 学校給食費無償化

  • 玉川野毛町公園と車両避難

  • DX

  • デジタル行政

学校給食費無償化

学校給食費無償化について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

玉川野毛町公園と車両避難

玉川野毛町公園と車両避難について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

DX推進

デジタル施策が個別最適に陥っている課題を指摘し、区民接点と庁内業務を一体的に改善するDXの推進を求めました。

質問全文

令和 4年 9月 決算特別委員会-10月18日-08号

◆おぎのけんじ 委員 私からは、まず給食費の無償化について、総括に引き続いて伺ってまいりたいと思います。

まず、総括のときに他会派から、財源に関して、目標を先送りにすると余計な人件費がかかるんだと、だから達成率を上げれば給食費無償化の財源二十億円だって生まれるみたいな話がありましたけれども、私は全然違うと思います。

そもそも達成率と執行率の相関関係はありませんし、結果として、達成したから次年度予算を使わずに済むねというのはあり得るかもしれませんけれども、逆に達成しましたけれども予算超過しましたというのもあるかもしれないと。それって結果論だと思うんですね。だから、今回の決算でも百七十億円プラスになったという報告がありましたけれども、そんなことは前もって分からないということだと思います。

むしろ行政の仕事というのは、達成しようがしまいが終わらない事業ばっかりだと思っていまして、だから、とにかく事業を継続するために一生懸命予算を消化しようとする力学が働いているんだろうと思います。ゆえに総括でも言いましたけれども、成果は下がり続けても執行率は高止まりしているという状態なんだと思います。

それと、行政評価を見ていても、全体にしても個別事業にしてもそうなんですが、なぜ達成できなかったのかという原因や理由というのが、あれを見ても全く分からないんですよ。分からないというか読み取れないんですね。ですから、今の予算のまま倍の成果が達成できるのか、予算を倍にすれば倍の成果が出るのか、あるいは達成している事業というのは予算を減らしても達成できるのかというようなことも当然分からないわけですね。ですから、達成率を上げれば給食費の財源ができますなんていう単純な話じゃないということをまず申し上げておきたいと思います。

それと、同じく他会派のやり取りを聞いていまして、はてと思ったんですけれども、今議論の対象になっているこの給食無償化なんですが、これはコロナ禍ですとか、ウクライナ戦争に伴う物価高、資源高騰に対する期間限定対応としてお考えなんでしょうか、伺います。

◎保坂 区長 御質問をいただきました給食費の無償化をめぐって現在議論していることについては、子ども・子育て応援都市にふさわしい子ども・子育て施策のさらなる充実という方針の下で、一時的ではなく継続していくことを基本に、財源の裏づけを含めた検討をしているところでございます。

◆おぎのけんじ 委員 時限的だろうが恒久的でしょうが、優先順位が違うんじゃないですかということに変わりはございません。我々としては、総括のときも申し上げましたように、出産・育児環境の支援が第一優先されるだろうということで、出産一時金の独自助成ですとか、あるいは子育て利用券の拡大、在宅育児応援手当の導入というものを提案させていただきましたし、先ほど畠山委員からも時短家電の購入助成の話もありましたし、国のほうでも、来年度に向けて出産準備クーポン十万円みたいな話が出てきていますけれども、総括のときに区長からはこういう答弁がありました。

子ども・子育ての環境を底上げするという意味では、どの方面からどういうバランスを取ってやっていくのか、もちろん財源も含め各会派の御意見をしっかり受け止めて検討したいという答弁でした。あと、本会議で、子ども・子育てのグランドビジョンの中でということもおっしゃられていましたけれども、その資料を私もよく読んでみたんですが、その中に給食費のキの字もないんですね。かつ資料の冒頭の部分には、少子化対策云々ということが書かれていまして、こういうことが書かれています。

九十二万都市世田谷として持続可能な地域社会を目指し、子ども・子育て応援都市にふさわしい妊娠時から出産・乳幼児期をシームレスに支える子ども・子育て支援施策を充実させていきますということが書かれてあるんですけれども、ちょっとそもそものところをお聞きしたいんですが、区長は現状の世田谷区の合計特殊出生率、あるいは出生数についてどう捉えていらっしゃるのか、簡潔にお答え願います。

◎保坂 区長 子どもの出生が毎年千人ずつ増えてきた時期がありました。ただ、ここ数年は出生数が前年を下回るようになってきて、少子化の影響がはっきり、これはコロナと相乗効果でありますが、出てきているという意味では、出生率の微減をやっぱり反転する必要があるというふうに考えております。

◆おぎのけんじ 委員 ちょっとそういう評論家みたいなコメントじゃなくて、子ども・子育て応援都市宣言をしている自治体にふさわしい数字だとお思いなのかどうか、もう一度お聞かせください。

◎保坂 区長 将来も世田谷区の人口の中で、自治体の中心になって活動できる世代をしっかりしたものにするためには、出生率の減少というのはたとえ僅かであっても重要な問題だと思っております。世田谷区の場合は単身の世帯が約半分と多くて、非婚化、晩婚化の影響も大きく出やすいんですが、グランドビジョンに書いたように、シームレスな子育て支援の中で、とりわけ妊娠時、出産直後、いわゆる育児休業を取られている方は育休の最中も含めて、その時期の支援がかなり大切だという認識でございます。

◆おぎのけんじ 委員 実際数字として、ここ三年合計特殊出生率は一・〇一、〇・九九、一・〇二と、全国はもちろん、東京都の平均も下回っているわけですよ。やっぱり私はこの数字は寂しいと思うし、上げてほしいと思うんですね。私も、子どもを二人世田谷区で授かって、私の子どもが生まれたときは待機児童全盛期でしたから大分苦労しました。当然待機児童になりましたし、兄弟で違う保育園に入れたりとか、転園を何回もしたりとかという苦労があったわけですけれども、そのときに私の周りにも、一人目は何とか世田谷で保育園へ入れたけれども、二人目は無理だということで残念ながら区外に行かれてしまった方も一人や二人じゃありませんと。

ただ、待機児童は形式上、今解消したと。就学援助については、二十三区で今最も手厚い数字になりますよと。でも、それで世田谷区の出生率って上がったんですか。上がっていませんよね。もう十年以上ずっと東京都の平均を下回っているんですよ。加えて、調べてもらったんですけれども、就学援助の水準を上げてからも、別に区立中学校への進学率、上がってないんです。むしろ下がっているんです。そして、給食費の滞納者の割合、これもここ三年ずっと二%程度なんですよ。

ですから、こんなことは言いたくないんですけれども、無償化をしたとしても、支払い余力のある家庭や保護者が喜ぶだけなんじゃないですかという観点と、子ども・子育て施策のどの方面からどんなバランスでという区長の総括の答弁と、出生率を上げる、子どもの出生数を増やすという観点から逆算すれば、給食費をただにするということが、どうしたらファーストオプションになるのか、最優先検討事項になるのか。

いや、ファーストオプションにはしていませんと言うならば、なぜ急いで判断をしなくてはならないのか、それが全く分からないんですよ。その理由を、区長、合理的かつ簡潔に説明してもらえませんか。

◎保坂 区長 先ほどから申し上げているように、我が国自身が少子化の急激ないわば圧力にさらされているというのは、委員も御存じのとおりです。当世田谷区もその影響を受け始めているということでありまして、子ども・子育ては個人の努力、御家庭の力、もちろん必要ですけれども、しかし、社会的な支援というものはますます今後必要だということは、このグランドビジョンの中でも書かせていただきました。

何をどのように支援するのが子ども・子育て基盤の拡充になるのかということを、まさに各会派、議会の御議論も伺わせていただきながらしっかり決めていく時期だろうというふうに考えておりまして、従来からこういった答弁をさせていただいている。今回の議論も含めて、各会派の御意見も踏まえてその判断をさせていただきたいというふうに考えております。

◆おぎのけんじ 委員 何というか、返す言葉に窮するんですけれども、何でそんな他人ごとっぽく語るんですかね。今まで議会軽視だ、議会軽視だと言われてきて、今さら議会から意見をいただいて検討すべきと判断しましたというのは、どういう風の吹き回しなのかなと思いますけれども、議会の声を聞くこと自体はいいと思いますよ。ただ、私には、出産・育児支援よりも、給食費無償化の検討を優先されている、前のめりな答弁をされているように聞こえるから、こういう質問をしているんですね。

つまり区長も何らかの政策的妥当性があると感じているからこそ、検討したいと、早く判断したいっておっしゃっているんじゃないんですか。その優先順位がちょっと違うんじゃないですかと我々は言っているわけですよ。議会からやれやれと言われているから検討しているということじゃないでしょう。そこを何ではぐらかすのか、全然答弁になっていないと思います。

◎保坂 区長 給食費無償化と出産時支援が別に矛盾する政策だとは思いません。給食費無償化を優先し、出産時の支援を先送りしようとしているというふうな御指摘かと思いますが、まさにそこは前回答えたように、どういうバランスでやるのがいいのか、まさに今検討しているところなので、これ以上ちょっと平行線になってしまうと思いますので、別にはぐらかしているつもりもありません。正直に現状をお話ししているということです。

◆おぎのけんじ 委員 優先順位をつけているわけではないということですけれども、ただ財源の額からすれば、かなりいびつになってくるわけですよ。そこを我々は一つ懸念をしているわけです。総括のときに言いましたけれども、給食室の工事期間中の保護者負担軽減対応、これも即断即決できないし、あるいは学校のエアコン修理も迅速にできないという現状があるにもかかわらず、もうはるか上のレイヤーの給食費無償化というのを、そう遅くなく判断したいってどうして言えるのかが、私は本当に分からないです。

ですから、今日この場でこれ以上議論しても平行線かもしれませんけれども、今いただいた答弁は私は納得できていませんが、続けましょうよ、この議論は。ですから、次の機会にまたいっぱい議論をして、それまではくれぐれも勝手に決めないでいただきたいということを、今日この場では申し上げておきたいと思います。

続いて、玉川野毛町公園の件で伺ってまいります。

都市整備所管で畠山委員から、あの公園が区民主体ではなくて専門家主体の公園づくりじゃないですかという指摘をしていましたけれども、私も全く同感です。私なりにエビデンスも抑えてはいますが、時間の関係で割愛させていただきますけれども、私も地元ですから、あの拡張用地のことはこれまで議会で何度も取り上げてきたつもりであります。

野毛にはコンビニがないので、買い物弱者支援対策として、そこで生活用品だとかちょっとした食品を買えるような店舗を誘致してほしいだとか、あるいは、野毛は坂道が多くてバスも走っていない公共交通不便地域でありますから、高齢者でも乗れるような自転車サイクルポートみたいなものを野毛町公園の一部に設置して、崖の下と上を行き来できるようにしてほしいですとか、あるいは台風十九号のとき大変な被害が出てしまった地域でありますので、あそこの拡張用地の中に避難所機能を設けてほしいというようなことも言ってきました。要はあの拡張用地を使って地域課題を、最小公倍数的に解決するような使い方をしてくれませんかということを言ってきたつもりです。

行政からは、その時々で検討しますとか、前向きに考えてまいりますみたいな答弁がありましたけれども、最新の計画には全く反映されておりません。要は長年議会で私が訴えてきたことが、私以外にもいろんな方が提案されていましたけれども、ぽっと出の専門家が仕切るワークショップで出てきた意見に上書きをされてしまって、どっか行っちゃっているんですよ。つまり専門家をアテンドして丸投げしちゃったら後は安心しちゃって、恐らく議会や地元からこういう意見が出ていたので計画策定の参考にしてくださいねみたいなやり取りもなかったんじゃないかなとすら思うんです。結果、今の計画を見てみると、何の変哲もないただの公園ですよ。私は、極端に言えばそういう印象です。

今言ったのは愚痴で、ここからは本題ですけれども、今月三日に国土交通省から多摩川の治水計画見直しが発表されました。三年前の台風十九号を受けて、多摩川治水対策プロジェクトがスタートしまして、二子の無堤防区間の整備ですとか、世田谷の上流と下流の河床掘削等々を進めてきたわけですけれども、昨今の気候変動による降雨量の増加、水位の上昇を考慮すると水害がさらに激甚化、頻発化する。よって、今の計画に基づいて改修を進めても雨を安全に流せないと判断をした。であるから、計画を見直し、抜本的な治水対策を再度検討するということなんですね。

本当に恐ろしいことが書かれているなと思いましたけれども、その台風十九号のときは、議会では何度も取り上げられていますけれども、野毛、玉堤、上野毛界隈に甚大な水被害が出て、避難所はパニック状態に陥ってしまったというのは、もう御承知のとおりだと思います。

ただ、あれから三年たちましたけれども、いまだに多摩川から環八の間って避難所がないんです。ぜひ地元民の立場になって考えていただきたいんですけれども、とても不安なんですね。水害だから在宅避難はできません。でもどこに逃げればいいか分からない、そういう不安を抱えているわけですよ。

専門家は地元の声なんて知らないし、ましてや区民の生命と財産を守るなんていう観点もないわけで、公園課にしても、議会の声も聞かなければ地元の声も拾わない。計画も、もう最終段階に来ちゃいましたから、私ももう欲張らずにこの一点に絞って区長にお願いなんですけれども、さっき言ったように、多摩川と環八の間に避難所がないんですね。加えて、水害の被害想定が上方修正されるわけですよ。ですから、区長、野毛や玉堤の方々に対して、水害時は野毛町公園に逃げてくださいと言えるくらいのスペースをあそこに確保していただきたいんです。一万歩譲って、野毛町公園は災害時避難者を満足に受け入れられないとするならば、多摩川と環八の間に、民間との提携でもいいから代替地を見つけて地元民を安心させていただきたい。加えて、車で避難できる場所についても早急に決めて広報をしていただきたいと思うんですが、責任ある御答弁を願います。

◎保坂 区長 まず、野毛町公園については、区としても大規模な用地取得ということで、どのような公園にするのかということを再三地元にも周知いたしまして、ワークショップであるとか話合いを含めてやってまいりました。そして、建設予定の公園の拠点となる施設は、現在のところ事務室や倉庫など三百十平米の屋内空間ということで考えているところです。

委員おっしゃった三年前の水害で大変な被害が区に広がりました。野毛町公園拡張用地、オープンパークを時々やります。私もなるべく参加するようにしております。その際に地元住民の方からも、災害時の公園の在り方ということについて御要望や御意見もいただいてきたところです。今後の環八、多摩川の間の避難所、あるいはどこにどう動いたらいいのかという不安がまだ解消されていないということを踏まえて、野毛町公園、確かに相当ワークショップを重ねて設計についてかなり進んでいるところですが、まずその公園も含めてどのような機能を保障できるのか、また避難に関して、垂直避難だとか、あるいは縁故避難というようなことももちろんお勧めしますけれども、避難所の空白ということについては大変重要な問題だと思いますので、委員からの問題提起も受けて、再度検討をさせていただきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 よろしくお願いします。本当に今の公園課の想定ですと、やっぱり受入れキャパは足りないと思いますから、区民の生命と財産を守る拠点として、あの公園が地元のよりどころになるように庁内にしっかり指示していただきたいと思います。

続いて、DXについて伺ってまいります。

松村副区長が就任されて四か月ぐらいですかたちまして、民間の常識は行政の非常識みたいな、そういう世界観が大分お分かりになってきたのかなと思いますけれども、ぜひその感覚が鋭いうちに、ぜひ徹底的な区民目線で、世田谷区が提供している区民サービス、これらの見直しをしていただきたいということでちょっとお聞きしたいと思うんです。

私が、まず一区民として、これはどうにかなりませんかという事案を幾つか紹介させていただきます。まず、現存するあらゆる予約システムで最も手間と時間がかかる仕組みだと思っていますのが、多摩川緑地管理公社のグラウンド予約です。私、実際一ユーザーなんですけれども、まず、予約をしたければはがきを書けと言われます。そして、毎月特定の抽せん日というのがありまして、朝八時半からたしか一時だか一時半までの間に、多摩川緑地まで持って来いと言われます。

そして、公社に入ると、壁に一から三十一までの日付が書いてある木箱があるんですよ。そこに、あなたが取りたい日の箱にはがきを入れろと言われるんですね。その後、抽せんが行われて落選か当選かの判こが押されたはがきが後日戻ってくるわけなんですけれども、こう話していても、うなずかれている方も何人かいらっしゃいますが、無駄の極地というか、何でわざわざはがきを書いて、はがきを書くってそもそも六十三円かかりますからね。抽せんをしてもらうために六十三円を払うということなんですよ。それで日時指定をされて、わざわざ現地まで行って、わざわざ木箱に何で入れなきゃならないのかと。しかも、めちゃくちゃ混み合うんです。

御存じかもしれないですけれども、あそこの前の通りというのはすごく細い道ですから、車が渋滞するわけですよ。みんな車で行くし、いつもすごく行列ができています。

今言ったのは土日のグラウンド予約の場合で、平日利用の場合は電話で受付しているんですね。何で土日分と平日分でオペレーションが変わるのか全く意味不明ですし、しかも、大体当たらないんです。だから余計腹が立つんですけれども。

こういうスポーツ施設だけでも、けやきで予約するものもあれば、今言った多摩川緑地みたいな極めてクラシカルなものもありますし、あるいは砧公園のサッカー場なんかは、あそこは東京都ですから、また違う予約の仕方になったりするわけなんです。

でも、区民からすると、直営だろうが外郭がやっていようが関係ないし、世田谷区が管理していようが東京都が管理していようが関係ないと思うわけです。ですから、このあたりのシステムもなるべく高いレベルで平準化していただきたいと思うんですよ。こういう発想は絶対役人からは出てこなくて、やっぱり民間から登用された松村副区長でないとできないことだと思っていますし、できましたら、東京都の宮坂副知事ですとか、あるいは渋谷区の澤田副区長あたりとつながって、そういう広域連携みたいのをしていただけないかなというふうに思うんです。

それから、もう一個、文化財団が始めたせたがやアーツカードというカードがありまして、これはいろんな公演のチケットの前売りが買えたりですとか、各種特典があるカードで、この取組自体は大変すばらしいことだと思うんですが、この申込方法が、申込用紙と身分証明書のコピーを窓口に持って行く、郵送する、もしくはファクスで送る、これしかないんです。これで私も申し込む気がなくなりました。身分証明書に個人情報が書いてありますからね。

それから、駅前の駐輪場というと、民間がやっているところはキャッシュレス決済が当たり前ですけれども、区立の駐輪場ですと、日決めの場合、百円を入れて長細いシールを買って、自転車に巻きつけて置くわけです。それで、あのシールも粘着力が強くて薄いんで、はがし残しになってこれもまた腹が立ったりするわけなんですけれども、今申し上げた以外にも、本当に山のように、これって無駄じゃないかというようなサービスがあるわけです。

縦割り行政の弊害だと思うんですけれども、こういう時代が止まったような区民接点が放置されているわけなんですけれども、ぜひ松村副区長には、区民サービスレベルの向上に一きわ大きな視点、ビジョンを持って取り組んでいただきたいと思うんです。

ただ、現状、委員会報告ですとか議会の答弁を聞いていますと、基盤整備ですとか、あるいは庁内でこういうプロジェクトを立ち上げますとか、通信環境を強化しますとか、中の動きばかりだなという印象でして、それはそれで頑張っていただければいいとは思いますけれども、それと並行して、やっぱり世田谷区民の皆さん、これから区民サービスがこう変わりますよという打ち出しをしていただきたいんですね。

もちろん少しずつでいいと思いますけれども、例えばさっき言った区営の駐輪場は全部キャッシュレス決済できるようになりましただって立派な前進だと思いますし、多摩川緑地だって、大田区との共同運営ですけれども、向こうの副区長や部長さんと折衝して、時代に合った予約方法に変えていくだとか、やっぱりDXって変革ですから、変わった感を区民にいち早く実感させていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

◎松村 副区長 御質問ありがとうございます。

DX自体は、私、区民の皆様、事業者も含めて、区の職員含めて区に関わる全ての人が幸福感を高めていっていただくというのがミッションであるというふうには考えております。

今、具体的な幾つか出していただいた多摩川緑地管理公社など、大田区さんですか。私もそのやり方というのは初めて聞いて耳を疑ったわけですけれども、私が三十数年前、学生時代に同じようなことをほかの区でやっておりましたので、変わっていないんだなと感じます。

DXの推進方針の中で、行政サービスのRe・Designというのがありまして、そこではサービスを受益者である区民の目線で変えていくということを掲げております。なので、そういう声を今幾つか具体的に例を挙げていただきましたけれども、区役所内の各事業部所管はキャッチしているはずですし、これからもキャッチすると思いますので、DXの観点から一個ずつできることを見直していきたいなと思っております。

もちろんその中には、便利になって、プラスそれをちゃんと処理しなきゃいけないという体制のほうも見直していかなきゃいけないし、当然そういう風土というか、考えというのも変えていかなきゃいけない。あわせて情報セキュリティーの問題も考慮しながら、本当に区民の方に便利になったと言っていただけるような形で、できるところから実施していきたいと思っております。

◆おぎのけんじ 委員 それで、先ほど小泉委員からもありましたけれども、区民生活委員会のときにキャッシュレス対応をくみん窓口で始めますという報告があったんですよ。そのときに私は質問したんです。くみん窓口以外で、要は区民利用施設、区民会館とか世田谷美術館とかそういうところでのキャッシュレスの導入状況はどうなっているんですかと、あるいは今後どうなっていくんですかということを聞いたわけです。

そのときの課長さんは、ある意味、仕方ないのかもしれませんけれども、令和三年のいついつの部長会でそういう報告をしましたと、各所管で導入に向けて努力されたしみたいな共有がありましたと。ですから、私のほうでは今どうなっているかという状況を把握できておりませんみたいな話があって、それが象徴しているように、それが現実だと思うんです。役所という組織においては。

ですから、現場任せにしていても、こういうものは何も進まないと思います。ですから、松村副区長がトップダウンでやらないと動かないと思ったほうがいいと思います。ですから、遠慮とかちゅうちょせず、がんがん攻めていただきたいと思います。期待しています。

来年度何をやるのかというところで、そのために幾ら必要かというのはちょうど今検討中だと思いますけれども、先ほど副区長からありましたDX推進方針に基づく予算。今年が約六・八億円あって、私がさっき申し上げたような行政サービスのRe・Designというのは一億二千六百万円なんですね。ここの部分をやっぱりもっと厚くして、区民に変化したという実感を味わっていただきたいと思うんですけれども、来年度はどの程度予算を想定して、何をやりたいというふうに思っているのか伺います。

◎菅井 DX推進担当部長 来年度予算につきましては、現在、編成途中のため具体的な数字をお示しすることはできませんけれども、今定例会での今のお話、御議論も踏まえまして、当初予算に限らず、補正予算による対応も含めまして、お話しの行政サービスのRe・DesignをはじめとしたDXの推進に必要な予算につきましては確保していきたいと考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひ世田谷のサービスレベル、客観的に把握するところから徹底的に始めていただきたいと思います。

以上で自民党の補充質疑を終わります。