議会質問

QUESTIONS

令和2年予算特別委員会|3月23日

2020.03.23

  • 台風19号の住民説明会

  • 帰宅困難者対策

  • 地域行政

台風19号の住民説明会

台風19号の住民説明会について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

帰宅困難者対策

帰宅困難者対策について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

地域行政

地域行政について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

質問全文

令和 2年 3月 予算特別委員会-03月23日-08号

◆おぎのけんじ 委員 まず私からは、台風十九号に関しまして、住民説明会の第二弾をシーズン前に開催していただきたいという点からお聞きしてまいります。

この間、議会でもさまざま議論がありまして、区からの報告も、検証作業の中間報告であったり、東京都や国へ働きかけであったり、また来年度予算に対して風水害対策予算を計上してくれるなど、具体的に動かれていることは我々も承知をしているところであります。ただ、私も、これまで実際の被害に遭われた方、被害想定区域にお住まいの方と継続的にお話しさせていただいておりますけれども、そうした皆さんが知りたいのは、要するに今年度、今シーズン何が変わるのか、強化されるのかという点でありまして、またあのようなクラスの台風が来たときに、被害は軽減されるのか、避難所はどこになるのか、最寄りの避難所に確実に行けるのか、水門のあけ閉めは結局どうなったのかという具体的な対策の内容なんです。

昨年末二カ所で住民説明会が開かれまして、そこでもさまざまな御意見、御要望、あるいはお叱りの声があったかと思いますし、上野毛や二子の車座集会では、話題はほぼ水害に集中していたように思います。中には、涙ながらに当時の様子を訴える方がいらっしゃったということも、区長も御記憶されていることと思いますけれども、私は、やはり行政の責任として、地域住民、あるいは実際に被災された方々が抱えていらっしゃる不安を最大限和らげる努力をしていくべきだと思うんです。

実際のところ、多摩川の堤防未整備地区の解消ですとか、あるいは雨水管、下水管の強化だとか、調整池の整備というハード面の対策というのは今シーズンはなし得ないわけでして、だとすると、小河内ダムの放流調整はどうするんだとか、あるいは多摩川沿いの水門のあけ閉めのタイミングの調整、タイミングとか、そういう運用面の改善によって水の制御がどう変わっていくのかという点と、あとは区からの情報提供がどう変わっていくか、あるいはいざ内水・外水氾濫が始まる前、始まったときにどういうふうに行動をとればいいのかという点が重要になってくると思います。

その点について、今年度、区としてはここまで対応できるようになりましたと、来年度以降の積み残しはこれらですというようなわかりやすい説明をぜひしていただきたいと思うわけです。

特に今コロナがあって、これがもし夏、あるいは秋まで長引くとなれば、住民の方は二重の不安、恐怖にさらされながら過ごすわけでして、それこそ、避難所は開かれるのか、もしくは行ってもいいものかというふうにもなろうかと思います。ぜひそうした区民の方が抱える不安に真摯に向き合っていただきたいと思いますし、そして説明会を開催するに当たっては、危機管理の責任者であります区長にぜひ出席していただきたいと思うんですけれども、この点をお聞きします。

◎工藤 危機管理室長 風水害対策総点検を踏まえました避難所の指定などの新たな取り組みの周知につきましては、六月の出水期前までに「区のおしらせ」の特集、ホームページ、ツイッター等で区の広報媒体による周知を図ってまいります。また、来年度は、区全域を対象としました水防災に関する講演会の開催も予定しているほか、全戸配布を予定しております洪水ハザードマップにも今回の対応方針等の内容を反映することで、適時適切な避難行動をとり、身の安全を図っていただけるよう、自助意識の醸成に取り組んでまいります。

特に今回の被害の大きかった玉川・砧地域の多摩川洪水浸水想定区域に係ります地元町会・自治会に対しましては、総合支所と連携しまして、町会長会議等を通じ、洪水ハザードマップの改正と今後の取り組みについて説明してまいります。

今後につきましては、十二月に実施しました被災した方への実務的な説明会を引き続き、浸水被害の検証の内容とともに、副区長出席のもと開催してまいります。また、避難所の開設場所、土のうの大幅な増加、ポンプ等の導入につきましては、多摩川の水害対策全般についての説明につきまして、区長を含めて出席をしまして、広く区民に周知していく機会を設けてまいります。

◆おぎのけんじ 委員 今の御答弁ですと、説明会の類いが二回開かれるようなふうに聞き取れますが、実務的な説明にしても、区長にも説明責任は当然あると思いますし、行政の都合で説明会を二回に分けて区民負担がふえるということにはなってほしくないので、できればまとめていただきたいと思います。

区長という立場の方がみずからの言葉でしっかりと伝えることで、地域の住民の方の不安の和らぎ方というのは大分変わると思いますので、ぜひ区長にも誠実に対応していただきたいということを要望しておきます。

続きまして、浸水被害検証の中間報告の中で、台風翌日の土砂の堆積度合いを空撮した写真が掲載されていましたけれども、二子玉川公園の相向かいの上野毛二丁目のエリアです。日本菓子専門学校とかあるあたりと第三京浜の下、世田谷記念病院や自動車の整備工場があるあたりでありますが、そこは特にひどかったと。私も翌日実際に行きまして、ちょっと掃除を手伝ったりしましたけれども、物すごい泥濘でした。

台風当日は、上野毛二丁目のあたりは、もう郵便ポストが埋まるぐらいの水位にまで達してしまったわけでして、多摩川から溢水した水が、下水管や雨水管に流れ込んで内水被害が拡大したというような見方もあるようですが、あのあたりは、ちょうど国分寺崖線を坂が下り切ったところに位置していまして、当日、物すごい雨量でしたから、当然坂も物すごい雨量が流れていたわけです。そういったこともあると思いますし、もともとあの辺は明神池という大きな池が昔あったということで、そういう地形的な問題もあったんだろうと思います。

その上野毛二丁目エリアと多摩川の間にある二子玉川公園、あそこは非常に水はけがよくて、翌日に行ってびっくりしましたけれども、ほぼ無傷でした。聞けば地下に三千八百立方メートルほどの雨水貯留浸透施設が敷き詰められていると、それが奏功したんだと思います。ただ、あれがあっても、上野毛二丁目、あるいは第三京浜のほうの浸水被害というのは、あのようなレベルにまで行ってしまったということで、今後、あの一帯の浸水被害をさらに軽減していくためにも、二子玉川公園の相向かいにある旧玉川高校跡地、あそこの地下に同様に雨水貯留浸透施設を整備することが今後必要不可欠になるだろうと思っています。

また、前期、私、国分寺崖線下のまちづくり、生活利便性の向上というテーマで前期何度か質問させていただきましたけれども、災害時もやはり国分寺崖線というのは大きな壁となって立ちはだかるわけです。今回、水害でも、避難勧告が出されたものの、とてもじゃないけれども、あの状況の中で急坂を歩いて上がれないということで、やむなく自宅待機を選択された高齢者の方もいらっしゃいました。ですので、そうしたことを踏まえても、水害時にはなるべく負荷のかからない避難所設定、例えば野毛なんかでは、坂を上がって環八を越えて小学校まで行くというようなことを余儀なくされるわけですけれども、坂をちょうど上がり切ったところにある野毛青、野毛青少年交流センターだとか、あるいは途中、途中の民間施設で御協力いただけそうなところを開放していくような、そういうちょっと柔軟性のある避難所設定をぜひお願いしたいと思います。

旧玉高は、国分寺崖線の下のエリアにおいて、上野毛や野毛、玉堤あたりから平面移動ができる位置にあるということと、あの周辺は無電柱化されていますので、地震の際の避難所としても私はベストポジションだと思っています。

あそこに避難者や帰宅困難者を受け入れるだけのスペースや備蓄機能を持たせられるような大規模なホールを整備して、地上と地下とで災害時にも有効に機能するような計画をつくって、今後、東京都との折衝に当たってほしいと思いますけれども、この点いかがでしょうか。

◎宮崎 副区長 今、御指摘がありました旧都立玉川高校跡地でございますけれども、この間も数年にわたって東京都と協議を重ねてまいりました。その前提におきましては、広域文化拠点として、やはりあの一等地におきましては、区としても公共需要が非常にあるということでの交渉を続けたわけでございます。

今御指摘がありました先般の台風十九号以降、その考え方については改めて整理をする必要があると思っています。例えば震災が発生した場合でも、この間もこれは考えておりましたが、帰宅困難者、ここをどこに誘導するのということについても、あのポイントというのは非常に有用だということは、この間も検討の中で考えてきておりました。

今御指摘のありました雨水の関係でございますが、例えばあそこに雨水貯留施設の整備などの周辺区域の浸水被害軽減策としての活用の検討、それから施設を整備する際に、道路面より高く工作物を設けることなどの浸水予防対策などの検討する必要性があります。これは先般の十九号のときには、一部が浸水被害をあそこの場所も受けております。そういうことも対策の中にしなければならない。

そういうことを考えまして、先ほど申しました帰宅困難者のことも含めますと、やはりあそこの場所の部分について、改めて機能強化を含めて活用の必要性をさまざまな角度から検討する必要があると思っています。

今後、議会の議論等を踏まえまして、地域、地区の施設需要に加えまして、こうした災害対策を含めた全区的な視点から、あそこの跡地活用に向けました区の基本的な考え方をまとめて、都に改めて要望していきたいと、このように考えております。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひ国分寺崖線の下のエリアの方々の区民の方々及び二子玉川で働いている方々の生命と財産を守る拠点としての位置づけをよろしくお願いいたします。

補足になりますけれども、今申し上げた玉高のある二子玉川ですけれども、区においては、今御答弁いただいたように、広域生活・文化拠点になっています。

東京都の都市づくりグラウンドデザインという資料の中でも、新都市生活創造域と位置づけられています。何となく一旦再開発が終わったような雰囲気になっていますけれども、私はまだまだ文化の面が足らないように思っておりまして、例えば国際的かつ大規模なオペラやコンサートなどが鑑賞できる箱が世田谷区にはなくて、そういうものは、隣の目黒のパーシモンホールとか、ミューザ川崎というところに行ってしまうと。区民に上質な文化芸術に触れる機会を提供するという意味において、あそこにホールができるという意義は、私は決して小さくないと思いますし、今後、二子玉川を都市間競争の中でどういう町にしていくのかというビジョンや戦略とも大いに絡んでくるところと思いますので、さまざまな観点で跡地の計画を練り上げていただきたいということを要望しておきます。

今の話とも関連するんですが、台風被害を受けまして、国のほうで、多摩川緊急治水対策プロジェクトというものが立ち上がって、その中に、先ほど山口委員もおっしゃっていましたけれども、河道掘削だとか、堤防の未整備区間の解消などが挙げられていますけれども、現在の兵庫橋、兵庫島に向かう橋です。あそこのかけかえプランもありまして、要するにあの橋を撤去してスロープをつくるというようなプランになっておりますが、それを見ると、駅からあそこに行ったときに、スロープをくねくね、くねくねおりていって、大分アクセスが悪くなってしまうように見えるんです。

先ほど申し上げた東京都の都市づくりグラウンドデザインの中では、二子玉川はこう言及されています。多摩川や周囲の自然環境と調和し、地域主体のエリアマネジメントによる水辺と公共空間の有効活用や、活発な交流の創出などにより、回遊性が高く、魅力あふれる都市空間が形成されています。私もまさにこのとおりだなと思っているんですけれども、当然、地域においては多摩川の治水対策というのは重要かつ最優先事項でありますけれども、それがゆえに、多摩川へのアクセシビリティーが極端に悪くなる、あるいは町と水辺の回遊性が落ちるということは二子玉川という町の価値を私は毀損させることになると思うわけです。ですので、当該自治体としては、安全性と回遊性、この二つを両立させる方向での再検討を国に対して申し入れしてほしいと思うんですけれども、この点いかがでしょうか。

◎岩元 玉川総合支所長 今、委員のほうからもお話がございましたけれども、今回、台風十九号の水害におきましては、二子玉川無堤防地区から浸水の被害がございまして、区民の生命と財産を守ることが改めて最重要であるというふうに認識しているところでございます。

あとお話にもありましたけれども、国からは本年一月三十一日に多摩川緊急治水対策プロジェクトが公表されまして、京浜河川事務所からは、二子玉川無堤防地区の堤防整備事業が今後、加速されるということで説明を受けているところでございます。

この間、堤防整備のための意見交換を行ってまいりました二子玉川水辺地域づくりワーキングにおきましては、堤防の高さに関する合意形成がされている状況を確認しておりますけれども、水害以前に実施したこのワーキングにおきましては、眺望や景観が論点となりまして、堤防の横断に関する議論は少なかった状況にございました。堤防をまたぐスロープの長さ、また垂直方向の移動距離に関しましては、先般開かれました二子玉川エリアマネジメントシンポジウムでも問題提起されておりまして、区としても、水害への安全性と日常での利便性の両立が大切じゃないかというふうに考えているところでございます。

既に設計が着手していると聞いておりますけれども、シンポジウムなど、区民からの問題提起、また委員からのお話も含めまして、また、たまがわ花火大会で大人数の集まるイベントを開催することもございますので、兵庫島公園と二子玉川駅をつなぐ場にふさわしいあり方、またバリアの少ないアクセス方法につきまして、堤防整備の事業者であります国に対しまして、引き続き強く働きかけをしてまいります。

◆おぎのけんじ 委員 今、まさに答弁があったように、花火大会ですとか、あるいは商店街、いちにち商店街というイベントだとか、そういったイベントを兵庫島では頻繁にやられています。普通に小さいお子さんを連れたファミリーの方も遊ぶようなスポットですので、ぜひそのアクセスのしやすさ、これを担保していただくよう、国へ申し入れをよろしくお願いいたします。

最後になりますけれども、地域行政の件を伺ってまいります。

下山幹事長からもありましたが、あの観点とはちょっと違って、そもそものところをちょっとお聞きしたいと思っているんですけれども、この間、地域行政条例制定に向けまして、区からいろいろと資料が出されてきて、かつ議会とのやりとりもかなりやりましたけれども、資料を読めば読むほど、また答弁を聞けば聞くほど、私の理解力不足もあると思うんですが、混迷の度合いはますます深まっていく一方でして、今となっては、区がどうしたいのか正直さっぱりわからないので、端的にお聞きしたいと思うんです。

今回その条例を制定する目的なんですが、地域行政制度をこれから先も維持、継続していくための法的根拠をつくりたいということなのか、地域行政制度というシステムそのものに手を入れていく、もっと言えば組織をいじっていくというためのものなのか、あるいはその両方なのか、いずれでもないのか、ちょっと簡潔にお答えいただけますでしょうか。

◎岡田 副区長 今の御質問ですが、両方と思っております。地域行政制度は、世田谷区の行政運営の基盤となっておりますが、これまでこれについて条例による根拠がございませんでした。さまざまな区民の参加と協働に資する地域行政を将来にわたり持続可能なものにするために、この条例化ということに取り組みたいと考えております。

また一方で、新しい時代に即したコミュニティーの再構築、参加と協働の促進に向けた取り組みが、現在、喫緊の課題となっているというふうに認識しておりまして、今回の条例化への議論を契機に、さらなる住民自治、自治体内分権の拡充に向けまして、現在の地域行政のシステム、具体的にはまちづくりセンター、総合支所のあり方に手を入れていきたい、このように考えているところです。

◆おぎのけんじ 委員 両方なんだということで理解しましたけれども、その後者の制度を変えるという点について具体的にお聞きしたいんですが、岡田副区長がふだん仕事をされていて、総合支所長や、あるいはまちづくりセンター所長さんの仕事っぷり、働きっぷりをどのように評価されているのかなと。いい点、悪い点、あろうかと思うんですが、そこのところをちょっと率直にお聞きしたいんですけれども。

◎岡田 副区長 いい点、それから課題となっている点ということでお答えさせていただきたいと思います。

世田谷区の総合支所でございますが、設立当初ですが、政令指定都市の区をモデルにして構想がされたと、資料を見てもそのようになっております。現在、地域振興、防災、それから福祉、街づくり――ハードのまちづくりです――こういった組織を擁しまして、ハードの街づくりなど、ほかの政令指定都市に余りない権能も持って、現在各地域で求められている施策を総合的に展開していると考えております。

総合支所長は、現状、地域に密着して、地域の皆さんから信頼をいただいているというふうに思っておりますが、十二万人から二十五万人という大きな人口を擁する地域の行政責任者として、それぞれの地域の実情を反映しながら、地域を経営するという観点で、より一層力を発揮していただきたい、このように考えております。これには総合支所の組織権限の強化、こういったものが必要なんだろうというふうに考えております。

また、まちづくりセンターの所長ですが、まちづくりセンターは、一万七千人から多いところで六万人という地区の人口を擁しておりますが、この地区の最前線の行政拠点の責任者ということで、日ごろから地域の方々と連携しながら地区まちづくりを推進しておりまして、地区の皆さんに信頼をいただいているというふうに見ております。

地区単位に行政拠点があるということは、世田谷区の過去、営々と築かれてきた財産と考えており、現在、地域包括ケアの地区展開などにも取り組んでおりますけれども、地区のあり方は大きく変化する中でも、より多くの方々が訪れ、地域の拠点にふさわしい行政組織となるよう、そのあり方を検討していきたい、このように考えております。

◆おぎのけんじ 委員 もうちょっと人間ぽい回答を期待していたんですけれども、済みません、時間がないのでちょっと行きますが、逆に総合支所長にお聞きしたいんですけれども、地域を経営する立場の方として、そういう視点に立ったときに、今ある地域行政制度の改善点、これがあれば教えていただきたい。本庁との関係において、こういう点がやりづらい、もっとこうすればやりやすくなるのにといった点があればお聞かせいただきたいんですけれども。

◎岩元 玉川総合支所長 これまで総合支所は地域における区の行政拠点として、地域行政の推進に取り組ませていただいております。今、副区長からもお話がありましたけれども、平成三年に地域行政がスタートした後、身近なところで行政サービスを充実するということで、今日に至っているというところです。

玉川地域においては、二子玉川エリアマネジメンツと地域特性を生かしたまちづくりも進めさせていただいています。しかしながら、地域行政の開始から三十年近く経過する中で、少子・高齢化ですとか、人口の増加、ICTの進展などとともに、地域コミュニティーや社会状況が大きく変容する中で、行政サービスとのあり方について再検討が必要になっているというふうに考えてございます。

今般の地域行政の条例の策定に当たりましては、総合支所の役割と責務についても検討の柱の一つとなっておりますので、これまで以上に、総合支所が地域特性に合ったまちづくりを取り組み、住民の方の参加と協働がさらに促進されるよう、地域の方々の意見も聞きながら、総合支所内でも議論をさらに深めさせていただいて、検討したいというふうに考えているところでございます。

◆おぎのけんじ 委員 であれば、もっとやっぱり庁内というか、本庁、総合支所、まちセンの間で議論をしていただきたいと思うんです。私は当初からどうしても拭えない違和感があったのは、自治政策研究所だとか、学識経験者とか、あるいは車座における地域の方々とかという、地域行政制度というシステムのらち外にいる人たちばかりになぜ意見を聞くのかということなんです。逆にその地域行政制度の中で実際にプレーヤーとして働いている方々の声や意見というものは何で出てこないんだろうかということをずっと不思議に思っておりました。

議会でも奥歯に物が挟まったような答弁しかできないということであれば、なおさら、中で議論を徹底的に闘わせていただきたいと思うんです。実際に今働いているという方でもいいですし、あるいはOBの方とかを交えてもいいと思うんですけれども、これは平たく言えば、どうしたら仕事が円滑に回るかという組織や行政機構の話だと思いますので、外部ブレーンを入れた検討委員会とか、議論が深まるはずがないと思いますし、ましてや車座集会、地域の方に話を振られてもちんぷんかんぷんになるというのは当たり前だと思うんです。もっと言えば、議員である私だって中の話はよくわかりません。ですから、徹底的に庁内で議論していただいて、我々は地域行政をこう変えていきたいんだと、その暁には、区民の方々にはこういうメリットがもたらされるんですという案をぜひ我々に提示するところから話を始めてほしいと思うんですけれども、いかがですか。

◎岡田 副区長 今お話しのように、今まさに議論をしておりますけれども、まちセンの所長たちともお話をしておりますが、これから先、この地域行政というものを非常に区の中心的な課題として、夢のあるものにしていきたいと思いますので、しっかり議論していきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 まず中の整理をしてから、我々に提示をしていただくよう、よろしくお願いをいたします。

以上で自民党の質疑を終わります。