議会質問

QUESTIONS

令和元年決算特別委員会|10月15日

2019.10.15

  • 台風19号の避難所運営

  • 災害情報発信とホームページ基盤

  • 多摩川河川敷

  • 多摩堤通り

  • サイクリングロード

台風19号の避難所運営

台風19号の避難所運営について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

災害情報発信とホームページ基盤

災害情報発信とホームページ基盤について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

浸水被害・多摩川堤防

河川敷の未舗装区間やアクセス、安全性の課題を指摘し、国・都との連携による歩行者・自転車環境の一体整備を求めました。

質問全文

令和 元年 9月 決算特別委員会-10月15日-08号

◆おぎのけんじ 委員 私からは、まず、台風十九号で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。

また、区職員の皆様におかれましても、ここ数日の御対応、大変お疲れさまでございました。まだ現在進行形であると思いますけれども、引き続きよろしくお願いを申し上げます。

日に日に被害状況の全貌が明らかになってきていますけれども、けさ、テレビを見ましたら、決壊した堤防が三十七河川、百四十以上の河川で氾濫が起きたと。その中に多摩川も入っているんだと思いますけれども、これを受けて、政府のほうが非常災害対策本部を設置して、激甚災害指定というものも視野にというような話もありましたけれども、大型の補正予算を組んで対応していくということでございます。

数十年に一度というふうに言われていましたが、昨今の異常気象を考えますと、これが当たり前になっても不思議ではないように思いますし、来年には東京でもオリパラが控えているわけでして、まさに、これは行政、我々議会も含めて一丸となって取り組まなければならないテーマであると思っております。

従来であれば、この補充でいろいろと聞きたいこと、言いたいことがあったんですが、予定を大幅に変更しまして、台風十九号関連の質疑を中心に始めさせていただきたいと思います。

私は住まいが上野毛のほうなんですけれども、多摩川にほど近いということもありまして、特に土曜日には、いろんなところから、いろんな御連絡をいただいてまいりました。中でも一番多かったのが、避難所についてであります。ですので、実際にお聞きした声をもとに幾つか聞いていきたいなと思っております。

まず、ちょっと伺いたいのが、こういう風水害のときの避難所の設定なんですけれども、これはあらかじめ、どことどことどこというふうに決められているものなのか、その時々に応じて決めるものなのか、どうなっているんでしょうか。

◎工藤 危機管理室長 土砂災害、また洪水、風水害につきましては、各地区会館、集会所ですか、そういったところで指定のほうはされております。

◆おぎのけんじ 委員 それで、今回、十月十日に災害対策本部から通知があった資料を見ますと、一番初期の段階で八カ所、開設を予定していたと。私の近くの玉川総合支所管内ですと、瀬田地区会館及び尾山台地区会館の二カ所が設定をされていたと。この八カ所が最終的には二十七カ所になったということなんですけれども、きょうのポスティングされていたペーパーを見てみますと、玉川地域で約二千人、砧で三千人ぐらいの方が避難をされているわけでありますが、そもそも避難所の開設がどんどんふえていったわけですけれども、その判断が遅いんじゃないかというようなお声を大変たくさんいただいたんです。

玉川地域だけでも、上野毛地区会館だとか尾山台小学校・中学校、尾山台地域体育館、あるいは九品仏小学校と、次々に開設されていきましたけれども、それが五時とか六時とか七時とか、風雨が激しくたたきつける中で、そういった判断がなされて、行きたくてもなかなか身の危険を感じて行けないという方も多数いらっしゃったんじゃないかなと思うわけなんですが、この順次開設されたジャッジの基準というのかな、それはどんなものだったのかお聞きします。

◎岩元 玉川総合支所長 この間、最初に自主避難所を開設させていただいた後、避難準備情報、また避難勧告、避難指示等が順次出されたということでございます。それに合わせまして、出される地域に合わせて順次開ける避難所を開設したという状況でございます。

◆おぎのけんじ 委員 それでハザードマップを見ますと、避難所というふうに赤い丸がしてあるところで、例えば、玉川小学校だとか中町小学校とか、いわゆる小中学校がプロットされているんですよ。

中には、こういうとき、避難所として、例えば玉川小学校に行けばいいんだというふうに思っていて、実際に行ってしまって、あいていないと。これはどこに行けばいいんだという問い合わせは私も本当に多くいただいたんですけれども、その情報がうまく区民に伝わっていないというのが現状だと思うんです。そのあたりのこれからの情報伝達のあり方みたいなところというのは、今回の件を受けて、危機管理室としてどう考えていらっしゃるのか、お聞きします。

◎工藤 危機管理室長 おっしゃるとおり、ホームページ、あとツイッター、防災メールを活用しまして、一応発信はしたんですけれども、ホームページのほうのアクセスがいっぱいということで、私もトライしてみましたけれども、そういった事情があって、途中から、ツイッターのほうには、ホームページに飛ぶのではなくて、文字を入れたり、工夫はしたところはございます。

そういう意味では、スタートの部分では、しっかり今回を踏まえて検証して、どういう区民への周知、対応するかというのは、今後改善していきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 あと、多摩川沿い、近い野毛区民集会所というところがありまして、そこが当初から閉鎖となっていたんです。よく聞くと、多摩川で氾濫の可能性がありと判断して、近いので閉鎖をしたということらしいんですけれども、やっぱり間違えて野毛の方がそこに行かれて、ここはごめんなさい、閉鎖なんですと言われて、上野毛地区会館に行ってくださいと言われたんですが、めちゃくちゃ遠いわけですよ。坂もありますし。

多摩川の氾濫を予想して、野毛区民集会所は最初から閉鎖していたということであれば、瀬田と尾山台で開くという判断をしていたそうですけれども、やはり野毛のあたりの方だとかのことを考えて、もうちょっと近場のところを最初から開設しておくべきだと私は思うんですけれども、このあたり、いかがですか。

◎岩元 玉川総合支所長 野毛区民集会所の開設に関しましては、当初、土砂災害を想定して避難所として開設させていただいたところでございます。この後、多摩川の氾濫ということの情報があった関係で、今、委員お話しのとおり、閉鎖をし、上野毛地区会館のほうに移動していただいたという経過でございます。指定に関しましては、今、御指摘のとおり、改善等の必要があるというふうに改めて感じているところでございます。

◆おぎのけんじ 委員 あと、先ほど工藤室長のほうからありましたけれども、なかなか情報が伝わっていないということで、野毛に行って、あいていないから玉川小に行ったと。でも、そこもあいていないみたいなことで、私も連絡いただいたわけなんですけれども、やっぱりホームページだとかツイッターだけでは、なかなか届かない方が多い。かつ防災無線は聞こえない、エリアメールを受け取れない人もいるという中で、特に高齢者の方々から、いろんなお声をいただいたんです。

ハザードマップを配布しているエリアはあると思うんですけれども、例えば、そういうところに水害時の避難場所、あるいは情報はここにとりに行ってくださいだとか、ここに電話をしてください、問い合わせはここにしてくださいというようなものをまとめたような、紙なのかパンフレットなのかわかりませんけれども、そういうようなものをつくって配布をするというお考えはございませんか。

◎工藤 危機管理室長 今現在、ハザードマップのほう、改定の準備も進めております。今言ったように、避難所の位置も、ひょっとしたら見直しとかはありますので、今、御提案いただいたような形で、シンプルに紙で、この地域の方はここに行くとかというところをしっかり検証しまして、また、地元の方のお話も聞いて、丁寧な対応、また、しっかり行動をとれるような形で取り組んでまいります。

◆おぎのけんじ 委員 それから、こういった風水害のときは、避難所の運営、基本、区の職員で対応するということになっているそうですけれども、順次、避難所が開設されていったという状況にあって、職員配置というのはどういうふうな形で決めていったんでしょうか。

◎岩元 玉川総合支所長 先ほどちょっとお話ししたところがございますが、この間、土砂災害、また避難準備情報、また避難勧告、避難指示等、順次出される中で、開設できる避難所を順次開設していったところでございます。

委員お話しのとおり、職員につきましては、現有勢力を最大限活用し、配置をさせていただいたことでございますけれども、人員が不足していたところについては否めない点がございました。

そうした中では、住民の方の御協力をいただく等については、今後、検討してまいりたいと考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 例えば玉川小学校なんかでは、地元の鍵をお持ちの方に電話があって、鍵をあけに行ったけれども、職員の方の到着がおくれて、実際はその方が、女性の方だったんですけれども、避難者三十人ぐらいを最初相手しなくてはいけなかったみたいな状況もありましたし、尾山台中学校では、おやじの会の方とかが自主的にお手伝いに来られて、しっかり回されていたというような話も聞きました。

あと、瀬田中では、周りが結構広い道路が多いので、車で来られる方が多くて、区の職員の方二名は車の整理で手いっぱいで、とても避難所のほうには回れなかったということで、地域の方は十名程度というふうに聞いていますけれども、実際、お手伝いをされて回していたというようなこともあります。

私も実際に見ましたけれども、避難してきた中学生がビスケットを配るみたいな状況にもなっておりましたので、そういう状況を見ていると、やはり区の職員のみでの対応というのはなかなか現実的ではないんじゃないかなというふうに思うんですね。やっぱり地元への協力要請みたいなところを視野に入れつつ、今後の避難所運営のあり方というのを、水害、風水害時において見直すべきだと思うんですけれども、区の見解を伺います。

◎工藤 危機管理室長 もろもろ、そういう避難所運営そのもの、今、お話しいただいたように、今回、特に台風ということで、鉄道もとまったということで、追加の職員の、ひょっとしたら配置も厳しかった。全庁的には、五支所ございます。我々、本庁の人間もおりますので、そういった部分の想像力が若干足りなかったかなと思うんですけれども、そういった意味で、地元の方の協力をどこまで得られるか、それも支所なんかと一緒に検討して、考えていきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 これは私も実際、電話とかで御連絡いただいたんですけれども、地震のときとかの避難所運営委員の方なんかは、やっぱり防災意識が高い方が多いわけですよ。台風なんていうのは事前に予測できているわけで、何かしなくちゃいけないみたいな形で構えている方も結構いらっしゃったんです。ただ、ルール上は区の職員で対応するみたいなことがあって、私も聞いて、こういうことらしいですということだったので、指示があるまでは大丈夫ですみたいな形で返しちゃったんですけれども、ただ、現実としては、そういう厳しい状況があったということは気にとめておいていただきたいと思いますので、今後、真剣に検討していただきたいということを要望させていただきます。

それから、先ほど他会派からもありましたけれども、ペットの同行避難、これもかなり問い合わせが多くて、まず、これは尾山台小だったと思いますが、体育用具というのかな、跳び箱とかが置いてあるところの一角をペット用に解放されたということですね。これがSNSで拡散をしたんです。従来のルールだと、水害時、ペットの同行避難は禁止されているようなんですけれども、現場対応でされたということで、玉川小学校でも最終的には受け入れたというようなことを聞いていますが、現場、現場で個別対応してくれみたいな感じでオペレーションされていたのか、その辺、どうなのか教えてください。

◎岩元 玉川総合支所長 今、委員からお話しありましたとおり、原則に関しましては、ペットの同行については難しいという状況でございました。ただ、実際にお連れになって避難されてきた方がいらっしゃいましたので、ここについては、現場での対応をさせていただいたという状況でございます。

◆おぎのけんじ 委員 今後なんですけれども、こういう場合は、ペットの同行避難はどうするということというのは、今のところのお考えはありますか。

◎工藤 危機管理室長 いろいろ課題はございます。情報発信もありますし、避難所運営ということで、例えば、今、ペットの話とか、個別対応ということで、今回、緊急対応かと思います。その辺はまず精査させていただいて、どういった形で開設できるか、また、ペット専用のそういった避難所を設けられるのであれば、各地域でそういった箇所を設けるとか、いろいろ手法があろうかと思います。

一方で、同じ施設にペットがいることでアレルギーとかという部分もございますので、緊急対応ではなくて、前もってどういった対応をするかをあらかじめ決めて、そういったものを皆様に情報発信して受け入れる、受け入れないとは多分言えないかと思うんですけれども、その辺、丁寧にやっていきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 であれば、なおさら区の職員だけではなくて、やっぱり地域の助けもかりざるを得ないというふうな状況になると思うんです。その辺も含めて、ちょっと総合的に御検討いただくことを要望しておきます。

それから、避難所が絶対数で足らないだとか遠いということで、自宅を開放された方も中にはいらっしゃいます。あとは玉川町会なんかは町会会館を解放されたりとかしておったようですけれども、避難所が満杯になったときの対策として、実際、上野毛地区会館はもう受け入れできませんということで、玉川小に回されたりした方も結構いたんですけれども、協力避難所網みたいなやつをつくっておくべきではないかなと思うんですね。

以前、私も国分寺崖線の地形を考えると、なかなか災害時に坂を上がってみたいなことはきついので、環八までの途中にある学校だとか大学とか企業だとか、そういったところに要請をするべきではなかろうかということも、以前、指摘させていただいたことがありますけれども、そういうようなお考えが、今回を受けて、区のほうとしては、どういう見解なのかお聞かせください。

◎岩元 玉川総合支所長 今、委員お話しのとおり、避難所で受け入れられる人数に限りがあり、入れない方がいらっしゃったことについては、まことに申しわけないというふうに思っているところでございます。

今、委員お話しのとおり、地域の中には、大学、また民間企業の研修所等もございますので、そういうところについては積極的に働きかけて、今後、避難受け入れをさせていただくようにさせていただければと思っています。

なお、今回のケースの中で、当日なんですけれども、楽天株式会社様のほうから御連絡があり、二階の入り口部分について開放するという御連絡がありましたので、ここにつきましては御協力をいただき、数名の方でございましたけれども、受け入れをしていただいたというケースがございます。こういうものを今後とも広げていきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 よろしくお願いします。

それと、障害者の方々が入っている施設だとかあると思うんですけれども、これは私が聞いた限りにおいてですけれども、そういった施設、ないしは障害者御自身の方のところに、どこどこに避難してくれみたいな情報が来なかったと。

私の地元で、その障害者施設のオーナーさんをやっている方なんかは、みずから車で避難所まで運ばれたというようなこともあったんですけれども、そういう障害者の方だとか、要支援者の方々の対応というのは、実際どうなっていたのかお聞きします。

◎片桐 障害福祉部長 区のほうでは、今回の台風に当たりまして、区立、民間施設ともに通知のほうは出させていただいて、状況確認をとってほしいということはお願いしてあったところです。

ただ、現行の段階では、区立施設のほうの状況は把握しているんですけれども、民立につきましては、きょうの正午までということで、今、集約している最中なので、詳細については、申しわけございませんが、現在、把握していないというのが現状でございます。

◆おぎのけんじ 委員 埼玉の川越のほうでは、特養で何百人の方が取り残されるみたいな事態になりましたけれども、やはり抜け漏れがないように、ぜひしっかりとよろしくお願いしたいと思います。

続いて、避難所はまだまだあるんですけれども、この辺にしておいて、情報提供について、やっぱり声をいろいろいただきましたので、伺っていきたいと思います。

先ほどそのべ委員等々からもありましたけれども、サイトが重くて使えない、結局、最後はツイッター頼みになっていたというような事態だったと思いますけれども、自治体によって結構差があったそうですね。世田谷のほうは、私もサイトを見て、なかなかアクセスできない、あるいは河川の河川カメラというんでしょうか。谷沢川とか野川とか、あの辺の水位を確認するページもアクセスができないみたいな状況がずっと続いていましたけれども、世田谷のサーバーというのは、どういう環境になっているのか。つまり、今だとアマゾンだとかマイクロソフトが提供しているクラウドサービスみたいなものを自治体でも使っているケースが多いわけなんですけれども、世田谷のその辺の環境はどうなっているのか、そして改善に向けて、何かしら手を打とうとされているのかどうか、お聞きします。

◎中村 政策経営部長 この間、区の特にホームページがつながりにくくなったことについては、多くの区民の方に御迷惑をおかけして申しわけありませんでした。

この経過といたしましては、区のホームページは、通常、一日のアクセス数が、トップページでいいますと六千から七千件程度のところ、十月十日に一万二千件を超えて、十一日は三万七千件超、十二日は通常の三十八倍の二十七万四千件を超えるアクセスが集中しました。このためと考えていますが、十二日の土曜日の十一時ごろから動作が遅くなって、つながりにくくなったという経過がございます。

ホームページの対応として、順次工夫に努めたところですけれども、今回の教訓としましては、ホームページについて、早期に緊急用のサブシステムのほうへ切りかえるということですとか、切りかえる前にできることとして、早い時点で、トップページを災害情報のみの軽いページへ差しかえること、また、ツイッターの発信に当たっても、ホームページにリンクを張るのではなく、ツイッター自体にホームページの画像を添付して発信するというようなことなど、必要性を考えています。これらについては、早期の改善に取り組んでいきたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 やっぱり、世田谷は九十一万人区民というわけで、ユーザー的には一番多い自治体だと思いますので、そこは早期にやっていただきたいと思いますけれども、いつぐらいまでにやられる予定ですか。

◎中村 政策経営部長 現在、アクセス数がどのぐらいになったら動きにくくなるのか、事業者に今確認している最中ですので、とにかく早期に、できる限り早く対応したいと考えています。

◆おぎのけんじ 委員 早期にお願いいたします。

それから、今、話に出たツイッターですけれども、世田谷区は幾つかアカウントがありますね。危機管理室だとか広報だとか、あと総合支所がありますけれども、見ていましたら、やはり全てのツイッターがただの転送アカウントになっているんです。

例えば総合支所でアカウントをそれぞれ開設しているのであれば、それぞれの地域の避難所の状況だとか、あるいはキャパシティーがどうなっているだとか、あるいは玉川地域なんかは、多摩川の様子はどうなのかというのは、すごい気になるところだったので、そういう地域地域に応じた情報を発信するために、私もツイッターを開設せよというふうなことをずっと申し上げてきたわけなんですけれども、いざ、ああいうときに、画一的な情報しか、どのアカウントを見ても流れていないというのは、私は使い方が完全に間違っていると思います。あれはどう見ても、同一人物が運用して、コピペして流しているようにしか思えないんですけれども、あの運用は一体どこで、誰がどうやっていたのか、お聞きします。

◎中村 政策経営部長 今回のツイッターにつきましては、ホームページが刻一刻と更新される中で、それと同時に発信する形をとりましたので、特定地域を中心として周知すべきものも、九十一万人を対象とするものも、政策経営部のほうで一斉に出したという経過があると認識しています。

◆おぎのけんじ 委員 であれば、総合支所のアカウントというのは要らないわけですよ。地域行政制度を深めていくだとか、地域のことは地域で解決するみたいなことを言っているにもかかわらず、いざ、こういうときに、やっぱり地域の底力というものを発揮しないと、私は全然意味がないと思いますね。

さっきのペットの同行避難の話でも、オフィシャルな情報では流れなくて、いろんな方がいろんな形でツイートをして、拡散をしていって、ある意味、違った形で受け取られるかもわかりませんけれども、そういうふうになっていったんですよ。ただ、そこのときに、区のほうでオフィシャルに、ここはこういうふうな形で受け入れていますだとかということがちゃんと伝われば、安心して避難もできるわけだと思うので、やはり実態に即した形で、こういうときは、普通の職員が打っちゃまずいみたいなこともあるのかもわかりませんけれども、できる限り、事実を区民としては欲しているわけですから、有益だと思われる情報はどんどん発信していくように改善をしていただきたいと思うんですが、いかがですか。

◎中村 政策経営部長 今回の情報発信については、いろいろ反省点はございます。区がその時々の情報を迅速に出す手法としては、ホームページとかツイッターとかフェイスブックとかメールとかありますけれども、今回、それぞれの反省点と教訓を踏まえまして、例えば特定地域を中心とした情報を周知、あるいは九十一万区民への周知すべきもの、あるいは高齢者を対象として想定した情報周知など、それぞれの観点から考えて、あらゆるツールを効果的に活用して、必要な情報をきっちりと迅速に届けることができるように、再検討して努めてまいります。

◆おぎのけんじ 委員 区民の方は本当に注目していますので、ぜひ実態に即した有益的な活用をしてほしいなというふうに思います。

あと、災害対策本部が開かれていたかと思うんですけれども、そこの中に、地域地域の情報というのはどんな形で来ていて、どう集約されていたのかというところが気になっています。

さっき言った避難所の開設の状況も、キャパシティーとかの状況もそうですし、あるいはペットの同行が、ここは今受けているとか、そういうような状況だとか、あと、ここは浸水したみたいな状況もあると思うんですけれども、そういう情報というのは、どんな形で災害対策本部のほうに伝わってきていたのか、実態をお聞かせ願います。

◎工藤 危機管理室長 随時、災害対策本部長室会議ということで、開催というか開きまして、地域につきましては、ペットの情報は、正直、詳細のほうはないんですけれども、やはり避難所がいっぱいだというのは逐次入っていますので、それに伴いまして、各支所、今回、特に砧と玉川支所ですけれども、職員をふやすとかということで、増設ということの決定をしまして、各支所、動いていただいた経緯がございます。

◆おぎのけんじ 委員 いろいろ大変だったかと思いますけれども、災害対策本部のほうで拾い切れていない情報というのが無数にあると思うんですよ。私が今言っていることも含めて、やっぱり地域の中に、今回のことでいろんなことが今ありますから、ぜひとも、そこを一つ一つ丁寧に拾っていっていただきたいというふうに思います。

続いて、浸水被害の件を伺っていきたいと思いますけれども、二子玉川の周辺だとか上野毛、野毛、玉堤等々、今回、浸水被害が大分広がったように思っています。

特に、二子玉川公園から南のほうといいますか、日本菓子専門学校だとか、代表的な建物でいくと、あと世田谷記念病院、これはテレビでも報道されていましたけれども、あとは新日本プロレス道場だとか、東京都市大なんかが相次いで浸水をしてしまったという状況があります。

一方で、二子玉川公園自体だとか、あとは旧玉川高校の跡地、今、玉川総合支所の仮庁舎が入っているところですけれども、あそこはほぼ無傷だったように思うんですけれども、その浸水の原因と、そういう二子玉川公園、旧玉高のところが大丈夫だった理由というのはどんなところにあるのか、お聞かせ願います。

◎関根 土木部長 今回の多摩川沿いの住宅街での浸水の原因は、大きく分けて二つございます。

一つは、二子玉川近辺の玉川一丁目、三丁目付近については、一部区間で堤防がないことによりまして、多摩川の水位が上がって、越水してしまったというのが一つでございます。

もう一つは、野毛、上野毛の一部など、世田谷区のハザードマップの多摩川版の一部に含まれている地域でございますけれども、ここについては、多摩川の水位が上がりまして、住宅街を流れます例えば谷沢川から多摩川への排水ができず、逆流するおそれもあったということで、谷沢川の場合ですと、多摩川に流れ込む場所にございます水門、玉川排水樋管という呼び方をしておりますけれども、これを閉めることになった結果でございます。谷沢川の水が水門を閉めたことによりまして排水できず、住宅街にあふれ、多摩川沿いの一帯が浸水したというのが原因でございます。

◆おぎのけんじ 委員 二子玉川公園だと、旧玉高がほぼ大丈夫で、翌日普通に使えるぐらい大丈夫だったんですけれども、それはどういう理由ですか。

◎関根 土木部長 二子玉川公園の一部につきましては、例えばスーパー堤防になってございまして、このあたりですと、世田谷区としましても二子玉川公園の中に二子玉川の情報連絡班ということで、ビジターセンターの中に、そういう連絡所も設けてございます。

地域の標高によって、今回は多摩川に流れる樋門、樋管の場所を中心に浸水したということで、今、委員御指摘の場所については、その排水樋門とか樋管の近傍にはなかった場所ということでございます。

◆おぎのけんじ 委員 であれば、二子玉川公園のビジターセンターだとか、あるいは玉川総合支所の仮庁舎というのを緊急避難所として開設することもできたように思うんですけれども、そうされなかったのはなぜなのか、お聞きします。

◎関根 土木部長 ここはちょっと世田谷区ハザードマップの中で見ますと、多摩川版のほうでございますけれども、多摩川の浸水想定エリアに含まれているということが実情でございます。

◆おぎのけんじ 委員 いずれにしましても、今後、浸水対策として区ができること、あるいは東京都に対して要請していくことがあると思いますけれども、まず、そこら辺をどう総括しているのかということと、あと、東京都が谷沢川分水路というのを環八の下に着工を間もなくするのかな、予定していますが、ちょっと物理的に可能なのかどうかわかりませんけれども、その途中に貯留機能みたいなものを持たせるようなことはできないのか。できるならば要望してほしいなと思うんですけれども、その点、いかがお考えか伺います。

◎関根 土木部長 谷沢川分水路につきましては、谷沢川の途中の環状八号線付近から、下流の多摩川の堤防に至る区間について、東京都の第二建設事務所が谷沢川にプラスした形での分水路として、現在、整備している途中でございます。令和六年度の完成予定でございます。

この間、令和六年度までですと、また五年間ということの期間がございますので、世田谷区といたしましては、谷沢川の中町・上野毛地区の雨水の貯留浸透対策の計画といたしまして、世田谷区の管理する道路内での雨水貯留浸透施設、また近辺のマンションなどの開発に伴います雨水貯留浸透施設の設置指導、また、下水道局へのさまざまな施設の整備などによりまして、合計五千四百立方メートルの雨水の貯留浸透対策量を確保する計画としてございます。令和五年度までには、この形で整備してまいりたいと考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 さっき私が申し上げた谷沢川分水路をせっかく整備するのであれば、その貯留機能を持たせられないかということもぜひ東京都に対して要望していただきたいというふうに思います。

あとは、先ほどほかの会派からもありましたけれども、多摩川の堤防整備について、我が会派を含めて、議会でも長らく無堤防地域ということで、早期整備を要請してきましたけれども、今回の事態を受けて、改めて国に対して強く整備を申し入れていくべきだと思っています。

過去の議事録を見ましたら、平成二十九年度以降、整備着手というようなことを御答弁されていたように思うんです。大分時間がたっているんですけれども、さっき水辺何とかワーキングみたいな話もありましたけれども、そういうのんびりやっている場合じゃなくて、もう今すぐにでも着工するような形で要請を強く働きかけていってほしいなと思うんですけれども、改めて伺いたいと思います。

◎岡田 副区長 委員お話しのとおり、先ほど総合支所長から御答弁申し上げましたけれども、今、ワーキングを国土交通省のほうでやっていただいていますけれども、ともかく早く、スピードアップしてやるように働きかけを強めていきたい、このように考えております。

◆おぎのけんじ 委員 くれぐれもよろしくお願いをいたします。

以上にしますけれども、今回、私ども本当にいろんな方からいろんな御意見をいただいてまいりましたが、やはり一番は避難場所の拡大をしてほしいということと、あと周知の徹底です。それから、避難所をいかに円滑に回すかといったところは、やはり地域の協力を最大限生かしてほしいなといったことを要望しておきます。

今回、見ていると、区の職員の方はもちろん一生懸命やられていた様子も私も拝見しましたが、やはり二人とか、あるいは四人とかでは限界があるなというふうにも思いますので、ぜひ意欲のある地域の方がたくさんいらっしゃいますから、ぜひ活用していただきたいなというふうに思います。

あと、派遣していただいた職員の方々は、別に玉川地域のことに詳しい方では必ずしもなくて、いろいろ右往左往されていた方もいらっしゃいましたが、やはりその地域に精通した職員の重要性、必要性みたいなところを私も痛感したように思います。避難所の特性もあるでしょうし、細かい話で言えば、防災倉庫がどこにあって、どこに何が入っているのか知らない方も結構いたわけですし、あるいはその地域のキーマン、誰に連絡をしたらいいのかみたいなところも知っている職員の方のほうが、こういうときは望ましいなと思います。地域防災というのは地域行政制度のあり方にも直結してくることだと思いますので、今回の被害状況について、先ほど申し上げましたけれども、やはり地域地域の声を丁寧に集めて、今後の対策に生かしていただきたいなということを要望させていただきます。

最後になりますけれども、我が会派から、区長に対して緊急要望ということで提出をさせていただきたいと思います。本日、改めて提出をさせていただきますが、この場をかりて読み上げたいと思いますので、よろしくお願いします。読み上げます。

台風十九号による被害への対応に関する緊急要望。

一、台風十九号によるあらゆる被害の全容について、国・都と緊密な連携を図りつつ、詳細な実態把握に努めるとともに、区民の生命・安全確保に全力で取り組むこと。

二、区民生活の基盤である道路・橋梁や電気・水道・通信等、各種インフラの安定化・復旧に、国・都と緊密な連携を図りつつ、区として全力で取り組むこと。

三、多摩川の一部氾濫の実態を早急に検証し、国に対し、堤防未整備地区への早期整備を申し入れること。

四、従来の水防計画に定められた避難所運営のあり方を、実態に即した形で早急に見直すこと。

五、緊急時において区民に対する適時的確な判断・情報伝達ができる体制を早急に構築すること。並びに自衛隊OBを危機管理監として採用し、防災体制の一層の強化を図ること。

六、国・都と緊密な連携を図りつつ、各種産業の一刻も早い復旧に向けて、必要な支援措置を早急に講じること。

七、必要となる財源は補正予算を速やかに組み、上記対策を早期かつ確実に実施すること。

以上であります。

ちょっと区長に何も聞かなかったんですけれども、以上のようなことを緊急要望として、我が会派としては出させていただこうと思っていますが、今回の件を受けて、どんな総括されているのか、あるいは今の要望を受けて、どんな思いを持たれたのかお聞きします。

◎保坂 区長 御質問ありがとうございました。また、要望もただいま、正式に後でいただきますが、今回の台風十九号については、世田谷区内で相当大きな被害が出るという予想で、災害対策本部も早期に立ち上げ、準備をしてきたつもりでございます。

ただし、これはイメージで言うと、どちらかというと規模が大きくて風が強いというところで、風の通過後、いわゆる道路に落ちた散乱物だとかいうことで、通過後の体制ということに若干人員のシフトを置き過ぎた感があるんです。まさに通過しているときに、むしろ水害、多摩川の水位がどんどん上昇するということを受けて切りかえたわけですが、そこにおいて、今、御指摘のように二人の職員というだけで、避難所が十分運営できるだけの体制になかなかならなかったということで、そこは反省材料でございますし、また、区民の方、せっかく意欲的にいろいろできる方、ふだん訓練もされていますので、柔軟に、そこで運営体制をつくるということも課題になっていると思います。

避難所開設については、やはりある種のガイドラインのようなものをつくって、段階別に、リスク度が上がってきた段階で広げていって人員を充てる、そういった一種の事前計画というものも、これは絶対必要だと。また、避難所の準備運営、開設、そして運営についても、逐次情報が集約できるような状態、残念ながら、ちょっと職員が少ないということもありまして、なかなか実態が本部でつかめなかったという点も反省点でございます。

また、多摩川の無堤防地域については、即時、国のほうにも皆さんの声、また住民の皆さんもそう感じていらっしゃると思いますので、早期に着工して、無堤防地域を解消するということは力を入れて要請をしていきたいと思いますし、これから、今の復興、被害回復について、できる支援を国のほうでも体制を組まれるでしょうし、東京都のほうとも連携して、しっかり取り組んでまいりたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 本当にしっかりよろしくお願いしたいと思います。実際、浸水した地域なんかは、泥が翌日は本当にすごいたまっていて、特に日本菓子専門学校だとか世田谷記念病院のところなんかは、何十人という方がスコップで泥をかき出していたというような現状もありますし、あと倒木の被害もかなり出てしまったということもあります。停電もそうですけれども。

あと、きょうから罹災証明発行がまちづくりセンター等々で始まっているというふうに聞いていますが、かなりてんやわんやになると思うんですね。例えば上野毛だとか等々力だとか、玉堤のほうが。ですから、ちょっと現実的にどうなるかわかりませんけれども、応援職員みたいな形で、まちづくりセンターにちょっと職員を増強していただくとか、そういったことをできればやってほしいなと思うんですけれども、その点、いかがですか。

◎保坂 区長 当然、被災地域が限られているわけですから、そこへ向けて精力を集中したいと思います。

また、なお、十二日に渋谷区長から連絡をいただきまして、土木部隊で排水ポンプ四つと九人の職員を派遣して、早速フル回転していただきました。そういった設備の充実も含めて、今後、体制を点検して、水害対策を進めていきたいと思います。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひよろしくお願いします。

それと、余談ですけれども、区長はツイッターを随分頻度を高く発信されていましたが、ぜひ総合支所のアカウントの運用された方にも、ツイッターの使い方を教えてあげてください。よろしくお願いします。

以上で午前中の質疑を終わります。

◆おぎのけんじ 委員 自由民主党世田谷区議団は、平成三十年度世田谷区一般会計歳入歳出決算認定外四件全てに賛成いたします。

なお、意見につきましては本会議場で申し述べます。