平成30年決算特別委員会|10月5日
花卉産業の活性化
東京2020関連イベント
ごみ減量
花卉産業の活性化
花卉産業の活性化について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
東京2020関連イベント
東京2020関連イベントについて、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
ごみ減量
ごみ減量について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
質問全文
平成30年 9月 決算特別委員会-10月05日-04号
◆おぎのけんじ 委員 私から、まずオリパラを契機にした花卉産業、花ですね、フラワーですけれども、産業の活性化についてお聞きしたいと思います。
まず、私からも東京二〇二〇機運醸成サブイベントということに関してちょっと触れたいと思います。
午前中も中村委員から随分手厳しい御意見が飛んでおりましたし、今も加藤委員からポートランドの件、御意見がありましたが、誤解なきように申し上げておきますと、私自身は機運醸成をこうしたイベントを通して図っていくということに対しては非常に賛同しているところでありますけれども、要はその中身ですね。まだ企画案ということですけれども、今の二十六事業を眺めたときに、大分とっ散らかっているなと率直に思いますし、まだまだ緩いものが多いなというふうな印象を持っております。
例えば観光馬車の運行事業と、先ほども挙げられておりましたが、それもありますし、あとシクロポリタン事業というのが、いずれもこれは産業振興公社から挙がっておりまして、来年の七月から毎月一、二回実施するというようなことが書いてありますけれども、これは本当に両立するのかなというのが単純に心配になります。
あと二十六事業の中で、これも指摘されていましたが、商店街を絡めたいなという事業が数えてみると九つありますけれども、これは果たして本当に各地の商店街が全部受け切れるのかしらといったところも非常に気になるところでございます。
なので、通常こういう、一大プロジェクトだと思いますけれども、先ほども検討体制みたいなお話がありましたが、もうちょっと全体のコンセプトみたいなものがしっかりとあって、それに沿った企画案が立てられて、主たる所管といいますか、その責任者が品質もちゃんと管理するというようなことが望ましいと思うんです。ですから、中村委員が言っていたような想定の予算だとか、あるいは想定効果というものは、ここで指摘されるまでもなく、きちんと立てられていないとおかしいのではないかなということを私も思っております。
その上で、今、これは企画案というふうになっておりますけれども、この企画自体はいつフィックスをして案が取れる段階になるんでしょうか、お聞きします。
◎山田 調整担当課長 この二十六の企画案につきましては、先ほど加藤委員のときに御答弁申しましたとおり、八月の庁内推進本部で企画案として決定したものでございまして、この後、それぞれの連携したい団体に、それぞれの事業がかかわりに行くときに、内容がそれぞれ変わっていくものと思っております。
◆おぎのけんじ 委員 僕は、全体としてこの二十六事業が、これでやる、これで行くんだとフィックスするのはいつごろですかというのを聞いたんですけれども。
◎山田 調整担当課長 このフィックスした、いわゆるこの案で進めていくというふうに決めたのが八月でございます。その推進本部でございます。
◆おぎのけんじ 委員 ちょっとかみ合わない主張で、時間もないので先に進みますけれども、こうした企画はきちんと立てていただいて進めていただきたいというふうに思いますが、機運醸成するとなると、九十万区民を動かしていかなきゃいけないということになると思うんですよ。であるならば、やっぱり庁内が一丸となって、チーム世田谷としてオリパラをきちんと盛り上げていくんだというところの意思統一ができていないと、そんなことは絵に描いた餅になってしまうと思いますので、ぜひともそこは縦割り意識を取っ払っていただいて、当事者意識をしっかり持って、残された一年数カ月ですけれども、取り組んでいただきたいなというふうに思います。
この事業案の中に一つ、花いっぱい運動というものがありまして、各駅から馬事公苑、大蔵運動場までのルートに、小学生が育てた花を装飾していこうと。大変すばらしい企画だなと、これに関しては思っておりまして、これの言い出しっぺが都市農業課ではなくて教育委員会となっておりますので、ここで詳細はお聞きしませんけれども、前回の東京オリンピック、一九六四年のオリンピック、これは開会式を彩ったのが日本を象徴する秋の花、菊だったそうでありまして、世界各国に日本の花はすばらしいという印象を強烈に植えつけたそうであります。
二〇二〇年の東京オリンピックでも夏の花をレガシーにしようという動き、準備が各地で行われているということでありますけれども、世田谷においてもこのプレイベント一発で終わりではなくて、他の事業にも花の施しがやっていけないかとか、あるいは本番期間中にも同じような取り組みができないかとか、縦横柔軟にちょっと考えていただいて、花によるおもてなしというものを、ぜひともオリパラ後のレガシーとしても残していただきたい。それがひいては花、園芸産業の振興にもつながると思っておりますが、区の見解をお聞かせください。
◎筒井 都市農業課長 世田谷区における花卉園芸の歴史は古うございまして、明治初期のダリアの生産から始まりまして、最盛期には多摩川沿いに温室村と呼ばれるガラス温室が並ぶなど、カーネーションやユリの栽培が盛んでした。現在でも都内では練馬区に次いで花卉農家は多いという状況でございます。
そういったことから、東京二〇二〇大会開催時には花を使ったおもてなしとして、教育委員会におきまして世田谷おもてなし事業(花いっぱい運動)の取り組みを計画しているところでございます。この事業は、一九九八年に花卉園芸組合と区と教育委員会が開始いたしました小学校における授業での花の栽培指導を活用いたしまして、小学生が育てた花を最寄りの五つの駅から馬事公苑までのルートに装飾したプランターで飾るという事業でございまして、花卉園芸組合の方々に花の栽培から管理において、また指導についても委託する予定としているところでございます。
区では、これまで年二回の花の展覧会の開催や、区立小学校における花の栽培指導などの授業の実施を通じまして、花卉園芸の振興を図ってきております。また、現在策定作業を行っている、平成三十一年度からスタートいたします新しい農業振興計画においても、花卉園芸について引き続き振興を図るということをしてございます。
東京二〇二〇大会を契機に花によるおもてなしをレガシーとすることにより、今後とも花卉園芸の振興に努めてまいります。
◆おぎのけんじ 委員 区内には園芸高校もありますし、東京農大もありますし、また瀬田にはフラワーガーデンといったところもありますので、オリンピックのときに花で盛り上げていこうというのは日本の伝統といってもいいことだと思いますので、ぜひいろんな力を結集していただいて積極的に取り組んでいただくことを要望いたします。
次に、ごみについて伺ってまいります。
世田谷区一般廃棄物処理基本計画というものが二〇一五年度につくられたそうでありますけれども、その中で区民一人一日当たりのごみ排出量目標値が定められていると。ここ十年の推移を見ますと順調に下がり続けていて、平成二十年には一人当たり一日六百二十一グラムだったところが、平成二十九年には五百四十九グラムまで下がったと。当時の人口を掛け合わせますと、平成二十年が一日当たり五百十五トン、二十九年が四百九十四トンと、排出量、あるいは収集する中身は収集量として一日当たり約二十トン分、年間だと七千三百トン減っているという計算になります。
この減少要因をちょっとお聞きしたいと思っていたんですが、時間の関係でそこはすっ飛ばさせていただいて、その浮いた年間七千三百トン分の収集能力というものはどこに行ったのか。先ほど他会派からもありましたような災害時の緊急対応だとかというのもあるかと思いますけれども、あるいはほかの区民の方から寄せられている課題等々もあるかと思うんですが、その辺、浮いたリソースを今後のほかの課題解決に投入していくというような考えがあるのかどうか教えてください。
◎土屋 清掃・リサイクル部事業課長 今委員おっしゃられましたように、ここ数年、区のごみ収集量は微減しておりまして、季節の中でもごみの多いとき、少ないときというのがございます。そういったときに、今委員のお話にありましたようにリソースとして運転手等の人材を他の業務に回せるかということでございますが、そういったごみ収集以外の事業としまして、例えば集積所の新設や廃止等に伴う区民の方からの相談の対応とか、それから、ごみ出しが困難な高齢者とか障害者の方の御自宅に伺う戸別の回収業務とか、あるいは環境学習、そういったものに回しているということがございまして、収集業務以外にも業務をやっているところでございます。
また、さきの災害といいますか、この間の台風で、例えばいろいろな飛来物が飛んできたなんていうものがあったものに関しましても、清掃事務所が一丸となりまして臨時の車を出して、区民の方の御相談を受けながら収集体制を図ったりというようなこともやっておりまして、そういったことに人材を回しているというような状況がございます。
◆おぎのけんじ 委員 今回、ごみについても取り上げようと思いましたのは、災害時にいろいろと被害を受けられた方がいっぱいいらっしゃるということと、あと実際に農業団体の方々から御意見、御要望がありまして、これは災害時もそうですけれども、通常時もそうなんですが、野菜の残渣処理に非常に困っていると。夏の終わりなんかですと九十リットルの袋で三十袋、四十袋ぐらいになってしまう。持っていってもらえるのが一回につき三袋までだということで、今の御時世だと燃やすこともできないし、穴を掘って埋めたりもしているようですけれども、敷地もちょっと限界があるということで、実際、御自分で焼却場に持ち込まれて処理することも可能だということになっておりますが、手続的にも非常に面倒くさいということもありますし、実際、トラックで運んで横づけしたときに、荷台がウイーンと傾くやつだったらいいんですけれども、それじゃない場合は、自分で深さ十五メートルのところに立って、みずからごみを放り投げないといけない。非常に怖くて、とてもできないというような御意見もあったりするわけなんです。要するにごみの処理に時間もコストもかかっていて、農家にとっては経営課題の一つなんですよということをはっきりとおっしゃっていたわけなんですね。
これら以外にもいろいろとありますけれども、世田谷区は都市農業振興自治体でもありますし、あと生産緑地を守っていかないといけないというところもあります。また、みどり33推進自治体でもありますので、少なくともそうした区の大きな指針というか流れに合致する分野については、ごみの問題というものが死活問題になっているんだと、区のほうでもしっかりと認識をしていただきたいと思います。
ごみに関しては、法律だとか条例とか非常に高い壁というか、なかなか融通がとりづらいところもあるということは十分理解しておりますが、時にはそうした壁を越える努力もぜひしていただきたいというふうに強く思っておりますが、岡田副区長、御見解をお聞かせください。
◎岡田 副区長 農業から出る事業系ごみのことでございますけれども、区では小規模事業者への支援という観点から、お話しありましたような十キログラム未満のごみであれば、有料ごみ処理券を貼付すれば家庭ごみ同様に収集できるというようなこともしておりますけれども、多くの農業者の皆さんからしますとこの基準にはおさまらないということで、許可業者に処理を委託する等の対応をされているというふうに考えております。
こうした農業者の皆さんのごみ処理の御負担に関しまして、家庭ごみ同様の対応をすることについては、廃棄物処理法や区の清掃・リサイクル条例、こういったことの規定を踏まえますと、なかなかハードル高いと言わざるを得ませんが、現在、区では農業振興計画の策定作業に取りかかっておりまして、区内九十ヘクタールの農地が、区民にとって景観形成、交流創出、食育、教育、防災など大きな価値を持っていて、区民の暮らしの豊かさ、地域のブランド向上にも寄与するものと考えておりますので、農業者が営農を続けられ、農地が保全されるよう、さまざまな方策で都市農業の推進、また、営農を続けやすい環境整備を図っていきたいと考えております。
◆おぎのけんじ 委員 以上で私の質疑を終えます。