議会質問

QUESTIONS

平成30年予算特別委員会|3月8日

2018.03.08

  • 本庁舎整備

  • 行政経営改革

  • 事業見直しと官民連携

本庁舎整備

整備費、機能、工期、区民サービスへの影響を検証し、将来負担を抑えながら実効性のある庁舎整備を進めるよう求めました。

行政経営改革

行政経営改革について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

事業見直しと官民連携

事業見直しと官民連携について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

質問全文

平成30年 3月 予算特別委員会-03月08日-03号

◆おぎのけんじ 委員 自民党の質疑を始めさせていただきます。

私はまず、本庁舎整備の件をお伺いしたいと思いますが、先ほど、大庭委員からの質問に対しまして、松村部長から全面改築は検討しないという旨の答弁がありましたけれども、今、並行して区民会館ホールの劣化調査、耐震診断を行っているということでありますから、その結果次第では、もちろん検討のテーブルに再度浮上してくるものだろうというふうに思っていますけれども、いかがでしょうか。

◎松村 庁舎整備担当部長 先ほど答弁しましたとおり、基本的な考え方のもとに進めていくわけですけれども、今の区民会館ホールの耐震性能につきましては、今、耐震診断の調査をしているところでございますし、その診断結果を踏まえた耐震改修方法、また、その費用対効果も含めて議会に御提示しながら、議論いただきながら進めていくというふうに考えているところでございます。

◆おぎのけんじ 委員 結果次第では、保存再生のまま耐震化するのか、全面改築して耐震あるいは免震にするのかといういろんな可能性があると思いますので、これ以上は聞きませんけれども、その前提で質問させていただきたいと思います。

以前も私は、佐藤総合計画の示してきた案につきまして、東、西、区民会館という三つで構成されたあの案について質問させていただきましたけれども、耐震性能は、東の建物がⅠ類で、西の庁舎がⅠ類、間に挟まれた区民会館がⅡ類である、それは大丈夫なんですかという質問をさせていただきました。御答弁で、他会派だとかうちの違う議員の質問に対しても、東京都の構造設計指針においてⅡ類相当を確保したいという答弁を繰り返されていまして、Ⅱ類で病院だとか学校だとか、そういう公共施設等々が書かれているのは私も知っておりますが、だからといってⅠ類を目指してはいけないという理由にはならないと思っております。

今回、佐藤総合が示してきた案では、前も言いましたけれども、区民会館の隣に庁舎があって、そこが災害対策本部となり、区民会館自体が物資の集積所となって、広場は避難所みたいな機能も備えるという外的要因があるわけです。区民会館は、仮にどこか別の場所にぽつんと一個あるだけならば別にⅡ類でも構わないと思いますけれども、ただ、今回はこういう三つで囲まれた三位一体とも言えるようなところにⅠ類、Ⅱ類、Ⅰ類で挟まれているわけでして、それがそういった災害対策機能に毀損を与える影響はないのかということを私は懸念して質問してきたわけです。

そこに関して余り明確な御答弁をいただけていなかったので、私は、今言ったようなことは問題ありませんと、今、区の責任ある部署として言えるのかというところをもう一度御答弁いただきたいんですが、いかがでしょうか。

◎青木 施設営繕第二課長 区民会館ホールにつきましては、本庁舎等整備基本設計方針(素案)において、区民会館利用者の安全を図り、かつ、避難場所へのスムーズな移動ができる、耐震安全性の構造体Ⅱ類相当以上の耐震性を確保し、保存再生することを基本的な考え方としております。

この耐震安全性の構造体Ⅱ類とは、建物の倒壊や崩壊のおそれがなく、人命の安全が確保される新耐震基準の耐震性能に対して一・二五倍の耐震性を有するものであり、耐震安全性の構造体Ⅱ類相当以上の耐震性を確保することで、災害時における復旧車両の駐車や物資の荷さばき場としての広場機能などに支障がなく、災害対策機能が確保されるものと認識しております。

◆おぎのけんじ 委員 Ⅱ類のスペックだとか、一応御説明いただきましたけれども、であるならば、今、災害対策本部のある東側の建物がⅠ類というのはわかるんですが、西側の庁舎もⅠ類というふうになっているわけですよね。だったら、あっちもⅡ類にして、コストをその分安くすればいいんじゃないかと思うんですけれども、この点はいかがですか。

◎秋山 庁舎整備担当課長 西側のゾーンの建物につきましては、この後検討を進めてまいりますが、世田谷総合支所と地域災害対策本部がどこになるかというのが今後の検討でございます。今、プロポーザルの提案では、西側のゾーンに世田谷総合支所が入っておりまして、地域災害対策本部というので考えがございます。その意味も含めまして現在Ⅰ類としておりますので、こちらの考えを踏まえまして基本設計は進めてまいりたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 仮に大災害が来た場合に、災害対策本部と地域災害対策本部、東と西で同時に立ち上がるというのは現実的にどうなのかなという気がしなくもないんですけれども、別の観点で聞きますね。

きのう、他会派からも接続部分の耐震と免震が一緒になって大丈夫なのかという質問がありましたけれども、世田谷リングという回廊部分がありますが、佐藤総合の提案のイラストを見ていると、大地震が来た場合、真っ先に崩壊というか、瓦解しそうなイメージを私は持っておるんですけれども、あそこの耐震性というのは今どんな感じで想定されているのかお答えください。

◎青木 施設営繕第二課長 佐藤総合計画から提案がありました世田谷リングデッキの耐震性につきましては、建物と連続していること、また、中央区道を横断することからも、十分な耐震性を確保する必要があるものと認識しております。今後、基本設計におきまして構造計画を検討してまいります。

◆おぎのけんじ 委員 いずれにしましても、今、ああいう佐藤総合さんの提案してきた案だと、いろんな観点の突っ込みがやっぱり入ってくるわけですし、我々もいろんな懸念が生じてくるわけですから、今、耐震診断を行っているということですけれども、その調査結果いかんによってはシンプルに切りかえていただくことも、ぜひ検討の一つに加えていただきたいと思います。

では次、行革について伺ってまいります。

先ほど、他会派からも事業の見直しという点について質問がありましたけれども、やらないことを決めていくということは、企業経営においても行政にしても経営の鉄則なんだろうというふうに思っておりまして、何かをやろうというのは割かし簡単で、誰でもできると思っています。これはやらないと決めることは非常に難しいと。ただ、難しいけれどもやらなきゃいけないということで、それこそがリーダーの腕の見せどころでもあろうと思いますし、力量差としてあらわれてくるところだろうと思っております。

そういう意味で、来年度の一般会計予算事業数が九百四十二事業あって、廃止される事業はゼロというのはあり得ないと思っておりまして、無駄な事業をどんどん切り込んでいって行革効果を目いっぱい上げていく、そういう気構えが来年度の計画からはみじんも感じられないという立場から、行革及び事業の見直しについていろいろとお聞きしたいと思います。

この予算説明書の別冊という冊子の一六ページに来年度の行革効果額のサマリーが載っているんですけれども、この十七億四千万円というところの内訳を見てみると、これは行革なのかと思われるような項目が入っているんですよね。例えば上から二つ目の世田谷区役所、職員の率先行動、職場改革の推進だとか、あるいは、この予特でも話題になっていますけれども、区民利用施設の値上げ効果、これは五千三百万円だとか、あるいは一番下の公共施設等総合管理計画に基づく取組み、ここもいろいろ見ていくと怪しい部分があるかと思うんですが、私が今回注目したのは、上から三つ目の施策事業の効率化と質の向上、これが一億一千二百万円ということで書かれております。

もっともらしい見出しで一億一千二百万円と書かれているんですが、よくよく見ていきますと、その下にぽちで補助金の見直し、情報化基盤の強化、事業手法の見直しによる効率化と書かれているんですが、上から、補助金の見直しが六百万円、情報化基盤の強化が一億四百万円で、最後の事業手法の見直しによる効率化というのは二百万円ということなんですよね。

要するに情報化基盤の強化という、これはクラウドへの移行だとかそういうことを指しているんだと思いますけれども、それが大半を占めていて、見出しでうまくぼやかされているのかなと思いますけれども、事業の見直しによる削減というのがたったの二百万円だと。ちなみに、後で触れますけれども、これは百五十万円を切り上げて二百万円と書いているんです。しかも、たったの一つだけの事業の見直しにとどまっていると。事業の見直しは政経部マターだと認識していますが、これを見る限り、行革に対する政経部の介在価値というのはほぼないに等しいんじゃないかなと、私はこのページから読み解いております。

同じ冊子の四六、四七ページにも、今のも含めたメニューが載っていますけれども、右下に三つ区分がありまして、削減額、抑制額、歳入増となっています。このうちの削減額が十七・四億円のうち一・五億円だけなんですよね。ここにさっきの二百万円も入っているんですけれども、そもそも削減額がこれでいいんですか。絶対額としても割合としても少な過ぎるように思いますというのがまずあります。

新実施計画(後期)四年間の行革効果額というのは、四七ページの右下に五十三億六千六百万円という計画になって書かれていますけれども、この五十三億六千六百万円の内訳として、来年度がまず、さっき言った十七・四億円、再来年度が十二・八億円で、その次も十二・八億円、最後の四年目、三十三年度が十億五千五百万円、これは年を追うにつれてどんどん計画が減っていっているんですよね。

これは大丈夫かなと率直に思うわけなんですが、まず、そもそものところをお聞きしますけれども、岩本部長は以前、行革の仕事に携われていたとお聞きしましたけれども、政策経営部として、この計画は行政経営改革であると胸を張って言えるメニューと効果額になっていると思っていらっしゃるのか、まずお聞きします。

◎岩本 政策経営部長 今お示しいただきましたけれども、新実施計画(後期)における行政経営改革の取り組みですけれども、前期計画と同様に三つの基本方針と十の視点で書いてございますが、それで取りまとめさせていただきました。

この中で、いわゆる財政基盤の確立であるとか税外収入といった財政面のみならず、都区制度改革であるとか区民参加など、区民に資する行政経営改革的なことも取り上げております。今、効果額について四年間で抑制額を含め五十四億円ほどでございます。下のほうにちょっと注意書きで、現時点で積算できない部分もあるという書き方をしてございますが、効果額については決して十分なものだとは思ってございません。

この間、行革については、午前中ちょっと議論もございましたけれども、平成二十年の前半ごろまでは、職員定数の削減ということで千人規模、単年度で百人以上の削減を行ってきておりまして、職員定数の削減というのが行政改革の効果の中核を占めていたというふうに感じています。また、その後、全事業点検であるとか、リーマンショックを踏まえた政策点検方針に基づく取り組みといったことで、事業を洗い出してきたといった経緯もございます。

ただ一方で、この間、社会状況がさまざま変化してきまして、子育て支援であるとか格差の問題等、社会状況も変わってきていると思います。そういう意味では、区民ニーズから見て明らかに行政のやる仕事じゃないというような合意がとれる事業については大分減ってきているのかなというふうに思っています。そういう意味では、社会の状況の変化も踏まえまして、これまで以上により丁寧に、議会を初め区民の皆様には、例えば事業の廃止、縮小については丁寧に段階を踏んで説明をする必要が高まっているものだと考えています。

いずれにしても、効果額については、ここで十分だというふうには考えておりませんので、今回お示しした行政経営改革の取り組みを出発点として、さらに具体化を進めまして、新たな取り組みメニューを追加したり拡充する中で、効果額についても拡大をさせていきたいというふうに考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 やっぱりちょっとまだ少ないというふうなことを御答弁いただきましたけれども、行革の一丁目一番地というのは事業の見直しだと私も思っていますし、桁が一つ二つ違うんじゃないかなというふうに思っております。

今度、経営改革・官民連携担当課というのができるということですけれども、ただ、組織ができるにもかかわらず、さっき申し上げたように計画自体は年を追うごとにどんどん減っていく、これはベクトルが全然逆を向いているんじゃないかなと思うんですけれども、これは何でこうなっているのか伺います。

◎中西 政策経営部副参事 今、部長からも御答弁差し上げましたが、効果額はまだ十分だとは認識しておりませんで、効果額につきましては、どうしても三十年度予算編成を進める中で確定しているものから優先的にはめておりまして、先の年度についてはまだ未定のところもあるので、今確定している効果額がだんだん少なくなっていくというふうになってございますが、今後、お示しできていない取り組みについても、取り組み内容の具体化を進める中で明らかにしていきたいと考えております。

来年度新設する経営改革・官民連携担当課は、まさに行革を推進する組織でありまして、効果額をお示しできない取り組みについて、それを積み上げ、また、新たな取り組みの掘り起こしを進める部署でございますので、今後、そこに注力していきたいと考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 さっきも言いましたけれども、純粋な事業の見直しというのが、来年度の計画だと、四七ページの上から六段目、0725事業手法の見直しによる効率化ということで、この詳細を見ると、エコフェスせたがや等環境関連イベントの統合というのが内容になっておりまして、これが百五十一万円の効果額です。これを切り上げて二百万円とこの冊子上では表現していると思うんですけれども、以上、終わりなんですよね。このエコフェスせたがやの件というのは、いつ、誰が、いかなる判断材料をもとにどう決断したのか教えてください。

◎中西 政策経営部副参事 エコフェスせたがや等環境関連イベントの統合ということで、三つの環境イベントを統合する、あと、実行委員会との共催化を図ることでコストの縮減を図るという取り組みなんですけれども、こちらは予算編成過程で所管部のほうから提案があった、それを政経部と協議をして、削減のプランをこうしようということを詰めて、行革の取り組みとして実施計画に載せた、こういう経緯でございます。

◆おぎのけんじ 委員 所管部から提案があったということですけれども、本当にこれしかなかったんですか、伺います。

◎中西 政策経営部副参事 新実施計画をつくる過程で行革の提案がさまざまございましたが、事業の見直しに関するもので、三十年度に、もうこれでやるぞと確定できたものはこれ一件だったということでございます。

◆おぎのけんじ 委員 いろいろ聞きたいことはあるんですけれども、そもそもの話なんですけれども、この事業自体を見詰めて、実績が上がっていないねとか、見通しが甘いねとか、計画を下方修正しようかというような議論というのは、いつ、誰が、どこで行っているんですか。

◎中西 政策経営部副参事 そういった事業見直しを初めとしました行革の取り組みですけれども、まず、年度当初に行政評価、各所管に自己点検するようにということでお願いしているんです。そちらの公表を行う十月ごろですけれども、ここから予算編成が始まるんですが、その間、予算編成作業と並行して検討を行う、今現在、そういうスケジュールになっております。

◆おぎのけんじ 委員 その事業査定というところで伺いたいんですが、予算編成のフローにおいて、今ちょっとお話が出ましたけれども、まず、予算フレームを各部、各所管に振っていくところから始まっていくんだと思いますが、その予算フレームというのは、各所管の事業の見直しが終わった上で提示をされているということではないんですか。

◎加賀谷 財政課長 予算フレームのお話がございましたが、まず、例年、八月に庁内にお示ししていますけれども、その前の段階の決算の状況は当然見させていただいて、あるいは当該年度の事業の執行状況、それから、新実施計画ですとか各種事業計画の進捗状況、これらを反映いたしまして、あわせて区の新たな政策決定などの状況、これらを翌年度の予算フレームの見込み額ということで算出して、庁内にお示しをしていると。

その際、各部への事業費の増減見込みをあわせて調査、ヒアリング等を行いまして、各部と調整を図りながら並行して、政経部のほうでは翌年度の歳入の見通しも踏まえた上で、庁内にフレームを提示しているという状況でございます。

◆おぎのけんじ 委員 そういう状態で予算フレームを提示するけれども、毎年そのフレームを大幅に超過してくるわけですよね。その主たる原因というのは何なのか。

さっき御答弁で、今のところ事業見直しは所管からの自己申告によるとありましたけれども、所管任せにした結果、ああいう乏しい結果になっているわけで、前もって政経部がしっかり事業の見直しプランをつくっておけば、無駄な作業が後々発生しなくて済むんじゃないかなと思うんですけれども、この点はいかがですか。

◎中西 政策経営部副参事 委員おっしゃるとおり、行政評価をなるべく早く行って、事業の見直しになるべく早く着手していれば、予算編成に入る前に、ある程度事業見直しのプランを詰めて、前倒しで実施できるというふうには考えております。

◆おぎのけんじ 委員 今、行政評価の件が出ましたけれども、私も一般質問でこの間触れさせていただきました。例えば若年者就労支援の推進という事業の行政評価があって、詳細は割愛しますけれども、二十八年度実績が劇的に悪化しているんですよね、これは私が見る限りですけれども。その行政評価が完成したころには次年度予算はほぼほぼでき上がっていると。要するに、この行政評価の意味が全くないんですよ。

実際、新実施計画上も四年間、また毎年五千五百万円という形で組み込まれておりまして、行政評価ができ上がるのが遅いというのもあるのかもわかりませんけれども、言っちゃ悪いですけれども、あの程度のペーパーをつくるのに何で半年もかかるのかというのがそもそも私はわからなくて、そういう様子を見ているから、幾ら皆さんがPDCAが大事だどうだと言っても絵そらごとにしか聞こえないんですけれども、この点はいかがですか。

◎中西 政策経営部副参事 行政評価の使い方なんですけれども、決算の報告に使っているということが主になっておりまして、個別の事務事業について、きっちり政経部のほうで見直しの点検をするということができていないのは事実でございますので、今度、新たな課で取り組む際、新しい行政評価では、事業の対象を絞り込みながら前倒しで点検していく、そういう取り組みを進める必要があるかと認識しています。

◆おぎのけんじ 委員 行政評価、その時期を早めるということもそうなんですけれども、そもそもその内容が余りよろしくないということも、一般質問で指摘させていただきました。

ちょっと一本取り上げさせていただきますが、若者支援連携事業というのがありまして、年次別目標と実績という欄に、平成二十七年度から二十八年度、二十九年度と連続してメルクマールせたがやの運営が目標になっているんですよ。実績欄はメルクマールせたがやの運営。事業、目標達成度に対する評価ということで文章が書いてありますけれども、メルクマールせたがやの支援内容、体制の充実とあわせ、せたがや若者サポートステーション、ヤングワークせたがやと連携し、ひきこもりや就労支援など総合的な若者支援を実施することができたということが書いてありまして、要するに数字は一個も入っていないんです。こういうような行政評価で、事業見直し、事業査定がまともにできると、中西副参事は思われますか。

◎中西 政策経営部副参事 委員お話しの若者支援連携事業に限らずですけれども、事業の性質から具体的な数値目標が設定しにくい事業というのはございます。また、単年度ですぐに成果が上がらない、年次の目標が設定しにくい事業もあるため、定性的な目標設定にならざるを得ないということで、この間こうしてきた経緯はございます。

ただ、御指摘のように、評価に当たっては、やはり成果を定量的にはかるということが重要だと考えておりますので、このたび策定した新実施計画(後期)では成果指標というものを新たに設けまして、その成果指標もなるべく定量的な指標を置くというふうに変えさせていただいております。これに基づく行政評価はこれから進めていこうと考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 定量的な指標を置きづらい事業もあるというお話がありましたが、今言った若者支援連携事業に関しては、これは指標化するのはすごく簡単だと思うんですよね。だから、そういうことに対して、ここはもうちょっと具体的に指標を入れて管理していきなさいということを、政経部としては言っていかなきゃいけないと思うんですけれども、そういう視点で見て、これは指標化できるけれどもされていないねというような、そういう洗い出しとかはされているんですか。

◎中西 政策経営部副参事 先ほど申し上げましたけれども、新実施計画を今回策定するに当たりまして、成果指標の設定については、所管部と一事業につき一つずつ協議をして、この成果指標では定量的に成果を把握できないということで、ぜひ数的なものに置きかえてくれというような調整はしてまいりました。

◆おぎのけんじ 委員 あと、参考までにちょっとお聞きしたいんですけれども、きのうの総括の質疑で下北のバスの件がいろいろと議論になりましたが、区長からの答弁で、その事業の費用対効果をきちんと見きわめたいみたいなくだりがあったんですけれども、僕はあれを聞いていて、そのバスを走らせた費用対効果は一体どうやってはかるんだろうかとわからなかったんです。これは成功したねとか失敗だったねとかというのはどういう指標になってくるんですか。

◎岩本 政策経営部長 御指摘の意味の数字的な効果という部分はちょっと難しいかなと思います。さまざま御指摘いただいていますけれども、北沢小の統合に関しましては、本当にさまざま地域から御意見をいただく中で、四月以降、円滑なスタートを切りたい、子どもたちの事故も起こしてはならないといった意味での取り組みでございますので、三千六百万円に対してどのくらいの効果を生んだのかというのはすぐにはお答えしづらい部分がございますけれども、そういった大きな意味での区長の発言だったというふうに認識してございます。

◆おぎのけんじ 委員 何でもかんでも数値化しろと言うつもりはありませんけれども、ただ、下北の件は、バスを走らせる以外にも、警備員みたいな方を学区域に十二人ぐらい張りめぐらせて、それがまた七千二百万円ぐらいかかるという話も聞いておりますし、トータルで、そこの対策費ということで含めれば一億円近いお金がかかってくるわけですから、当然そういういろんな効果検証もしていかないといけないという覚悟で立ち上げるべき事業であると思いますし、あれだけ議論が出てくるということは、そこら辺が甘いということは、私からも指摘をさせていただきたいと思います。

さっきの行政評価に戻りますけれども、職員の方があれだけ手間暇かけてつくっているものが余り使われずに終わっていくというのは非常にもったいないと思いますし、新しい評価軸を入れていくというような話も聞いていますけれども、であれば、各所管に対して行政評価は五月中に出せと言えばいいと思うんです。既存事業に関しては、せいぜい六月から政経部が各所管と話を始めるし、新規拡充事業についても同じようなタイミングで話を始めていって、だめなものは落とし切った上で予算フレームに反映をしていくのが理想であって、組織的な人員もふえるわけですし、これは端から見て全然無理なスケジュールじゃないんじゃないかなと思うんですけれども、そういうフローは組めないんですか。

◎中西 政策経営部副参事 行政評価を早めるということは大事だと認識しておりますが、直ちに翌年度廃止できる事業ばかりではなくて、サービスの提供手法ですとか事業主体を切りかえる、あるいは事業を統廃合するということで、さまざまな手順を経て調整していくものもございます。ですので、八月の予算フレームに、五月に評価したとして、全てを反映し切るというのはなかなか難しいのかなと思っております。

ただ、評価の時期は、新実施計画事業以外の事業につきましてもスケジュールを前倒しするということは必要だと思っておりますので、次年度の予算編成に可能な限り生かすことができるようなスケジュールを新たに組んでいきたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 いずれにしましても、私が言いたいのは、事業の見直しが百五十万円というおかしなことは即刻やめていただきたいということでありまして、ここの桁はやっぱり二つ、三つ、四つぐらい上げていかないと、政策経営部としての価値がないと思います。幸い、さっきの四七ページの0725の二百万円と書いてあるところの右側、米印になっておりますから、ここがそれなりの数字で埋まっていくことを祈りつつ、私の質問を終えたいと思います。