議会質問

QUESTIONS

平成29年決算特別委員会|10月12日

2017.10.12

  • 公共交通不便地域

  • コミュニティバス

  • 公園の大型遊具

  • 管理不全空き家対策

公共交通不便地域

交通不便地域における移動手段の不足を指摘し、地域特性に応じた持続可能な交通サービスの具体化を求めました。

公園の大型遊具

公園の大型遊具について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

管理不全空き家対策

管理不全空き家対策について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。

質問全文

平成29年 9月 決算特別委員会-10月12日-06号

◆おぎのけんじ 委員 私からは、まず、区民生活の質疑でまちなか観光について触れましたけれども、観光スポット周辺だとか、あるいは観光資源そのものの整備みたいなところは特段都市整備部門で予算化はされていないんですけれども、今後本腰を入れていくんだとすれば、都市整備所管との連携は欠かせなくなってくると思います。

また、オリパラを契機とした整備という点では、今馬事公苑周辺で、私も以前、たびたび質問させていただきましたけれども、無電柱化の工事が進捗していたり、あとは遮熱舗装の工事が今後予定されているというふうに聞いております。

それで、先日区民生活でも取り上げました用賀のいらかみちというところですけれども、大蔵運動場へのエントリーになるということで、また、その後も観光資源としてしっかり位置づけて活用を検討していくという非常に前向きな御答弁をいただきました。都市デザイン課がつくられたこちらの東京二〇二〇大会の記憶が薫るまちという冊子にもいらかみちの写真が掲載されていますけれども、これを見てもわかるように、ところどころ老朽化もしていまして、実際使うにしても補修工事がある程度必要なんだろうなと思っておるんですが、都市整備部門としてどの程度補修の必要があるというふうなお考えなのかという点がまず一点。

あともう一点提案なんですけれども、先日、渋谷の公園通りを歩いていましたら、歩道の植え込みが非常にきれいだったんですね。私が見たのは夜だったんですけれども、ライトアップもされていましたけれども、気にしてちょっと見てみたら、全日本渋谷公園通りガーデニングコンテストというイベントがあったようで、全国の造園業者さん二十社による作品がずらっと並んでいまして、非常にすがすがしい気分になりました。同じようなことがいらかみちの緑の部分にも、世田谷の造園業者さんに腕を競っていただいて、日本の造園技術を世界にPRするなどできたら非常にすてきだなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

◎山梨 工事第二課長 いらかみちがございます用賀プロムナードは、用賀駅北口から砧公園、世田谷美術館に向かう延長約一キロメートルの世田谷の緑と木、歴史と文化のイメージを高める道路として計画されたものでございます。いらかみちにつきましては、昭和六十一年三月に完成し、遊歩道に淡路産の淡路瓦を敷き詰め、百人一首の句が刻まれるなど、魅力ある町並みを創出しております。その後、平成十六年度から三カ年にわたり大規模改修工事を実施している経緯がございます。現在のいらかみちにつきましては、委員御指摘のとおり瓦の舗装など部分的に老朽化や傷んでいる箇所がございますので、オリンピック・パラリンピックまでに間に合うように補修を行い、東京二〇二〇大会のレガシーとして継承してまいります。

◎清水 都市デザイン課長 委員からお尋ねございましたいらかみちを活用した緑による演出について御答弁差し上げます。

区では、委員お話しのとおり、本年三月に馬事公苑界わいまちの魅力向上構想を策定いたしました。そちらを踏まえまして、最寄り駅から馬事公苑までのサイン整備に当たってのワークショップや、安全な歩行者空間の確保を目的とした電線類地中化事業など、さまざまな所管が地元の商店街や町会・自治会等の御協力を得ながら馬事公苑かいわいの取り組みを進めているところでございます。委員より御提案のございましたいらかみちを活用したガーデニングコンテストなどの開催につきましては、馬事公苑の最寄り駅である用賀駅を初め、千歳船橋、経堂、上町、桜新町の五つの駅のかいわい全体におきまして、緑による演出の取り組みとして、主体となるみどりとみず政策担当部と連携しながら、魅力向上に向け検討してまいります。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひオリパラに向けて急ぎ動いていただきたいなと思います。

続きまして、公共交通不便地域について伺ってまいります。

先ほど阿久津委員からもありましたけれども、五月に今後の取り組みということでモデル地区を一つ選定をして検討を進めていくという報告がありまして、その後、砧をモデル地区にするということになりまして、私も何で砧一地区だけなのかと、せめて五つの地域で一カ所ずつ指定していくべきだとか、あとは高齢化率だとか、崖の勾配率、あるいは店舗の数、病院の数みたいないろんな観点から検討するべきじゃないかなということを指摘したんですが、検討むなしく始まってしまったわけです。

今回質問するに当たりまして、八月に砧での第一回目の勉強会があったということで資料を見せていただきました。内容を見て、正直えっと思ってしまったわけなんですけれども、砧地区の現状の説明ですね。それと、昨年度の検討結果の共有、以上、終わりということで、二回目が来月開催されるということだったんですが、一応、昨年はワゴン車などを活用した新たな移動手段の検討に今後取り組みましょうということで終わっているんですけれども、そこからの議論じゃなくて、ゼロからのリスタートでもなくて、マイナスからのスタートじゃないかと、これは非常にがっかりしたんですね。

私はこの感じだと、またかわりばえしない問題先送り型の結論になるのではないかと思ってしまうんですが、担当課として今回の取り組みによってどんな成果が生まれると思っているのか、うまくいくゴールイメージは持てているのかお聞きします。

◎堂下 交通政策課長 昨年度の中間まとめによりまして、新たにモデル地区として砧一丁目から八丁目を選定し、八月より地元の皆様とともに勉強会を開催しております。勉強会におきましては、第一回目ということもありまして、中間まとめに関する説明後にワークショップ形式により地域の現状と課題、移動ニーズに関する話し合いを行っております。委員御指摘のとおり、勉強会におきましては砧の現状等基礎的なことからスタートしておりますけれども、新たな住民自治という視点から区民の主体的な取り組みにつなげていくためには、具体的な対策手段を検討する前に、まずは地域の実情等を地域の皆さんで共有していただくことが重要であると考えております。

その上で、先進事例を参考とし、地域の実情に即した課題への最適解となる新たな交通手段を勉強会を通して地域との協働により見出していきたいと考えております。そのためには、検討が前に進んでいる、こういう実感を互いに持つことが重要であり、課題認識の共有化などを図りながら、スピード感を持って具体的な対策などの検討に入っていきたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 住民自治というのはもちろん大事だと思うんですけれども、この問題はずっと進展していないわけですよね。各地域ごとにニーズや課題というのは多種多様なわけでして、こういう状況にあっては、やっぱり住民の方々からの自主的な発言を待つのではなくて、担当課が主導して、これこれこういう事例が他の自治体であるけれども皆さんどう思われますかとか、プッシュ型で進めていかないと、いつまでたっても議論が前に進んでいかなくて横滑りしたような感じになってしまうと思うので、シフトチェンジするべきだというようなことも以前予算特別委員会のときに指摘させていただきましたが、ぜひ、課長以下、ぐいぐい主導して進めていただくことを要望いたします。

先ほど他の自治体の事例と言いましたけれども、海外に目を向けると、自転車シェアとかライドシェアとかを手がけるベンチャー企業がすごい勢いで伸びていまして、そこがまた大手資本に買収されてさらにスケールするというような事例が枚挙にいとまがないんですけれども、アメリカとか中国の都市部ではちょっと副作用が出てきているようでありますが、いずれにしても、さまざまなソリューションが世界各地で展開されていると。シリコンバレーなんかですと、車のフォードがバンのライドシェア会社を買収して公共交通の運営受託なんかをしているそうですけれども、日本にも最近モバイクという中国の自転車シェアサービスが本格参入してきまして、私自身はこの勢いというのはさらに増して、日本でもいずれ定着するんだろうなというふうに思っております。ですので、所管部としても課長以下メンバーの方々には、国内のみならず海外事例までよくアンテナを張っていただいて、例えばバスの自動運転なんかも、もしかすると十年後には実用化されるかもわかりませんし、それとライドシェアとか配車アプリみたいなものを絡めて、あとは大手の自転車シェアサービスとかが世田谷でもし展開されたらどの程度解消効果があるのかとか、ぜひ調査あるいは研究を重ねていただいて、いずれは区内五地域でいろんな形でモデル実験するくらいになって、この問題をぜひブレークスルーさせてほしいなと思っているんですけれども、いかがでしょうか。

◎堂下 交通政策課長 現在、モデル地区での勉強会におきましては、既存の法律、ツールなどを前提に検討しているところでございます。一方で、海外などを中心にライドシェアなどのアプリなどを活用した運行サービスが展開されているほか、自動運転などの研究も進んでいるということを認識しているところでございます。

また、御指摘のような技術革新や新たな取り組みが生み出されることによりまして、既存の公共交通のあり方やサービスそのものを根本から変える可能性もあるのではと考えているところでございます。現在、大学や研究機関などを初め、民間企業や地方自治体などの新しい取り組みに関するフォーラムなどに積極的に参加しているところでございますけれども、さまざまな活動に取り組んでいる方々とのつながりの中で新たな情報の収集に努めているところでございます。

区といたしましては、区内の公共交通不便地域対策に生かせるような新たな技術やツール、取り組みに関しまして、今後とも積極的に情報収集するなど、既存の取り組みと並行して調査研究に努めてまいります。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひよろしくお願いいたします。

私が危惧しているのは、さっきも他会派から出ましたけれども、エイトライナーのように協議体があるんだけれども、一応会議をやっているけれども実際はほとんど何も進展していないみたいな状態にこの問題がなってほしくないと思っていますので、ぜひ堂下課長には大きな突破口を開いていただくことを期待しまして、次の質問に参ります。

続いて公園について伺ってまいります。

七月に都市整備委員会の視察で岡山市に行ってまいりました。岡山城の見える石山公園というところのオープンカフェ社会実験の取り組みを視察してきたんですけれども、その取り組み自体もさることながら、私が非常に感心したのが、パークマネジメントという考え方を導入して公園の管理運営をされているという点でございました。公園を大きく五つのタイプに分けまして、それぞれどの公園がどこというふうに位置づけておりまして、かつ一つ一つの公園をまた八つの指標で評価をしているんですよね。それが現状評価と目標、両方とで示されていると。

我々が行ってきた石山公園というところは、そのフレームでいくとテーマ特化型、観光型の公園に当てはまるものでして、このタイプは公園自体の特色が強く、来園者の目的が明確である公園、市内外の利用者に対し魅力を発信しブランド力を高める公園というふうに位置づけられておりました。その石山公園というのは、その点で鑑みると現状幾つか課題がありまして、これから五年間、二億円ぐらいかけて整備をしていくということで、その将来を見据えてオープンカフェの集客性や採算性を実験していくということだったんですね。私自身はこのパークマネジメントという考え方はよく知らなかったんですけれども、いろいろ調べてみましたら、都心部でも幾つか事例がありまして、例えば池袋の東側なんかはこの考え方を導入して整備を進めているようですし、あと、海外の事例なんかもたくさんありました。

私は、先日の一般質問でもみどり33に関して取り上げさせていただきましたが、達成に向けては公園の占める割合というものが非常に高いと。高いがゆえに、やはりふやすにしても戦略が必要なんだろうなというふうな思いをしているわけです。

私は一般質問で防災的観点から緑の地域偏在是正にも取り組んでいくべきと申し上げましたけれども、それ以外にもまちなか観光のスポットになり得る公園ですとか、あるいはそもそもにぎわいがあるけれども、さらにイベントなどで集客ができそうなところだとか、あとは買い物弱者が多い地域には移動販売車が入れるようにしようとか、いろんな観点から戦略的マネジメントをしていくべきではないかなと思っているんですけれども、世田谷で現状こうした取り組みがなされているのかということと、ないのであれば、今後何らかの形で取り組んでいかれるつもりがあるのかお聞かせください。

◎春日谷 公園緑地課長 これまで区では、世田谷区みどりとみずの基本計画に基づきまして、安全安心で魅力的な公園づくりとしまして、公園の規模や種類に応じて多様な住民参加の手法により特色のある公園づくりに努めてきております。改修する際におきましても、公園いきいき事業といたしまして子どもの遊び場や健康づくりなど九つの視点で設定をいたしまして、区民ニーズを捉えながら、公園ごとの特性に合った改修や点在する複数の公園で役割分担を行い、魅力ある公園への再生に努めてきております。

また、公園の管理運営や活用につきましては、二子玉川公園のカフェや世田谷公園の移動販売車誘致などさまざまな取り組みを実施してきております。しかしながら、試験的かつ個別的な取り組みとなっておりまして、体系的な取り組みまでには至っていない状況でございます。

区といたしましては、現在素案をお示ししている世田谷区みどりの基本計画の中で、地域の魅力を高める公園マネジメントの検討といたしまして、公園の管理運営や活用の視点を位置づけてまいりたいというふうに考えてございます。その上で、公園の規模や特徴に応じた各種取り組みを推進し、公園のさらなる魅力の向上に努めてまいります。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひよろしくお願いをいたします。

続きまして、公園内の遊具について伺いますけれども、現在、公園内に設置してある遊具の安全性の確保について、区としてどのように取り組まれているのか教えてください。

◎春日谷 公園緑地課長 遊具の安全確保につきましては、ことし六月の都市公園法改正に伴いまして、年に一回程度の頻度で点検することが法令化されてきております。区では、これまで各公園管理事務所の職員による日常点検を行ってきておりますが、今年度より公園等長寿命化改修計画に基づきまして、公園施設製品安全管理士などの資格を有する事業者による専門点検を実施してきております。職員が行う日常点検におきましては、定期的なパトロールの中で目視による点検や触診などを行い、部材の摩耗や脱落がないかを確認するとともに、ボルトの緩みを締め直すなどの対応を行ってきております。また、専門点検におきましては、遊具の各種部材につきまして劣化状況の目視点検やテストハンマーによる打音検査、部材の肉厚測定などを行い、点検調査票に基づく入念な点検を行っております。この点検結果に基づきまして、遊具の修繕や老朽化した遊具の更新を進めているところでございます。

今後も遊具の日常点検、専門点検を継続的に実施いたしまして、子どもたちが安全に安心して遊具を利用できるよう、きめ細やかな維持管理に努めてまいりたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 定期巡回しているということですけれども、実際、公園を使われている区民の方々からもいろいろな意見が寄せられると思いますので、そちらも大事にしていただきたいと思います。

公園の遊具についてどういうものを入れるのかという設置基準みたいなものは今のところ特になくて、地域住民の方の声を尊重するという方針のようですけれども、実際にこれは二子玉川公園、よくお孫さんと御利用されている方々からいただいた御意見なんですが、あそこは六ヘクタールという広大な敷地がありまして、ライズ寄りに小さいお子さん用の遊び場があって、多摩川のほうにまあまあ大きい滑り台があるんですけれども、大きな遊具がそれしかなくて、休日はその滑り台が子どもで大渋滞しております。しかも、混んでいるから余り間隔を開けずに滑っていって、前の子と激突したりなんて私もよく見るんですけれども、二子玉川公園に限らず、今後野毛だとか上用賀にも大規模な公園ができていくということで、そういうところに思い切って大きな遊具を入れてはどうかと思って、ちょっと一点提案をさせていただきます。

例えばなんですけれども、ちょっとパネルを持ってきたんですが、小さくて済みません。これは埼玉の森林公園という国立の公園なんですけれども、中にあるこういう。ぽんぽこマウンテンという巨大な山状のトランポリンがこうある。白いところがトランポリンになっていまして、ここをお子さんがすごい数いつも乗ってぽんぽんぽんぽんはねているんですけれども、こいういようなものとか、あと、ちょっとこれも見づらいと思うんですけれども、これは沖縄の美ら海水族館の隣にある海洋博公園にあるちびっことりで、これは青い巨大なネットが張り巡らされていまして、一応これはさざ波のようなイメージを持ってつくられているらしいんですが、ここも子どもが喜んで登っていくような光景を私も見ましたけれども、いずれも大人気ということなんですけれども、こういう大規模遊具の設置について、区内の公園にですけれども、見解をお聞かせいただきたいと思います。

◎春日谷 公園緑地課長 区といたしましては、公園遊具につきましては、公園の規模や利用する年齢層なども想定しながら遊具を選定し、設置するものを考えまして、公園づくりのワークショップなどで公園の利用イメージと関連づけて区民の方々と検討するなどしてきております。お話しにありました大型遊具につきましては、小規模な公園では確かに設置のほうはできませんけれども、子どもたちにとって特別な楽しさを体験できる魅力が確かにございます。しかしながら、特に大型遊具を設置する場合につきましては、高い位置での転倒や落下、他の公園利用者との衝突といった危険性を回避する検証も必要となってまいります。

委員お話しの大規模な公園整備における遊具の選定につきましては、公園の整備計画を検討する中で、地域にお住いの方々に大型遊具の設置も含めた遊具のイメージを複数提案するなど、子どもたちが安全に利用でき、親しまれる遊具の設置に取り組んでまいりたいと考えております。

◆おぎのけんじ 委員 ぜひ今紹介した以外もこういった遊具があるところは結構全国箇所がありますので、ぜひ何かの折に見に行ってみて、ぜひ世田谷の遊具カタログに加えていただきたいなと思います。

関連しまして、二子玉川公園について伺ってまいります。

うちから自転車で五分ぐらいの距離にありまして、私もよく子どもを連れて遊びに行くんですけれども、休日はさっきも言ったようにかなりにぎわっていまして、特に河川敷方面に階段を上がっていったところにあるスターバックスですね。いつも行列ができていまして、よく並ぶなといつも思っているんですけれども、先ほど言ったライズ方面、玉川総合支所の仮庁舎ができたほうですけれども、旧玉川高校跡地の前あたりにも店舗誘致ができないのかとか、あと、スタバの前にもちょっとしたオープンスペースがありまして、あと、河川敷側、砂利がすごいとかぼこぼこだったりという御意見もありましたけれども、休日はあそこはあそこでかなりの人出がありまして、そういったところに移動販売車が来てオープンカフェみたいなものができないのかとか、あとは帰真園という日本庭園がありますけれども、その前に芝生がありまして、またちょっと大き目なステージがあるんですけれども、私は余りほとんど使われていないような印象を持っております。

つまり、もったいないというか、公園としてのポテンシャルみたいなものがまだ十分に引き出されていないような感じが私はすごくしているわけなんですけれども、いろいろ言いましたけれども、さらなるあの公園のにぎわい創出について、区としてはどうお考えなのか、お聞かせください。

◎春日谷 公園緑地課長 二子玉川公園におきましては、平成二十五年の開園以来、多くの方々に利用されている人気の高い公園でございまして、民設民営のカフェが公園施設として営業しております。このカフェのほかに新たな店舗を誘致するということにつきましては、施設の再配置の検討ですとか、電気、水道など、新たなインフラの整備が必要となります。開園から五年しか経っていない公園を部分的とはいえつくり変える必要があることや、住民参加によりつくってきた公園でもあることを考慮すると、幾つかの課題もあるということがございます。

また、委員お話しのステージのことでございますが、公園北側のエントランス広場にあり、現在せたがや文化財団が主催するホリデーコンサートですとか、区民サポーターによるイベントなどで使用されております。しかしながら、年間を通じて利用状況を見てみますと、御指摘のとおりまだまだ活用できる施設だと考えております。

また、ここ数年、二子玉川周辺では二子玉川エリアマネジメンツがさまざまなイベントや飲食物の販売などを実施しており、新たなにぎわいも生まれつつあります。また、現在世田谷公園の移動販売車誘致の取り組みも順調に行われていることから、今後、二子玉川公園に導入することも可能だというふうに考えてございます。

二子玉川公園につきましては、大規模な公園で立地もよく、さらなるにぎわいの創出に適した場所であるということから、今後はビジターセンターが企画するイベントなどでステージの活用を検討するとともに、地域の団体とも調整をした上で、新たな施設誘致の可能性などさまざまな活用について検討していきたいというふうに考えてございます。

◆おぎのけんじ 委員 さっきのパークマネジメントの話にも通ずると思うんですけれども、やっぱり公園もつくって終わりじゃなくて、つくってからが重要なんだと思いますし、特に大きな公園についてはですね。ぜひ現地をよく見ていただいて、肌でいろいろ感じていただいて、攻めの公園運営をしていただきたいなと思います。

最後に、空き家について伺います。

最近よくメディアで所有者不明の土地というのが出てきますけれども、そもそもは空き家対策を進める中で実態が見えてきたという部分もかなりあるようなので、その辺から聞いてまいります。

七月に区が特定空家等第一号として指定した著しく管理不全な空き家を不在者財産管理人の手法を使って解体したという報告がありました。そもそも空家特措法に定められている著しく管理不全な状態の何をもって著しく管理不全かという判断は各自治体に委ねられているということなんですが、世田谷区ではどのような基準で運用しているのか、まずお聞きします。

◎佐藤 建築安全課長 特定空家等とは、お話しのようにそのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態など、空家等対策の推進に関する特別措置法第二条に定義がございます。空き家の中でも著しく管理不全な状態と認められるものを指しております。

区では、空き家が特定空家等であるか否かを判断するため判断基準を作成しておりまして、例えば、柱、はり、土台等の腐朽、破損の有無等について調査し、点数化いたします。その結果、柱の一部が腐食しているなど建物が倒壊等するおそれがあるなど判断基準の所定の点数に達し、かつ著しく管理不全な状態が続いているものについて、区長の附属機関として設置しております世田谷区空家等対策審査会に諮問し、答申を経て区が判断する仕組みとなっております。

特定空家等と判断した場合は、特別措置法に基づきまして、所有者等に対し建物の除却等の改善措置を求めることとなり、措置が講じられない場合には行政代執行による除却等も視野に入れて対応することとなります。

◆おぎのけんじ 委員 それで、解体された北烏山の空き家ですけれども、著しく管理不全だという判断がなされまして、その特措法のスキームに乗ったけれども所有者がわからなかったということなんですが、その所有者の所在がわからないと判断するまでにどんな調査をされて、どの程度時間と費用を要したのか教えてください。

◎佐藤 建築安全課長 解体した北烏山の特定空家の所有者調査につきましては、職員により登記事項証明書、戸籍、住民票、固定資産税情報などによる追跡調査と、敷地隣接地の居住者などから聞き取り調査を行いました。さらに、空家等対策の推進に関する特別措置法第十四条に規定される改善の措置を命じられるべき相手を確知できないときに行うことができる略式代執行の検討に当たり、弁護士に委託し、その結果を精査いたしました。委託に要した費用でございますが、本件に係る法的な検討なども含めまして二十一万六千円でございます。調査期間につきましては、平成二十七年十二月に特定空家等と判断し、平成二十九年三月に所有者の所在を確知することができないと判断するまでの期間としては約一年三カ月を要しております。なお、この調査結果につきましては、その後区が民法上の利害関係人となって裁判所に当該特定空家等の財産管理の申し立てを行う際の資料として使用いたしました。その結果、裁判所より不在者財産管理人が選任され、北烏山の空き家は本年七月に不在者財産管理人により解体されております。

◆おぎのけんじ 委員 区内にそのような所有者の所在がわからない空き家というのは、今現在どの程度あるのか教えてください。

◎佐藤 建築安全課長 平成二十九年八月末までに区民から寄せられる情報に基づいて行った現場調査等により、保安上の危険など状態改善の必要が認められた空家については、さきに御説明した北烏山の特定空家を除きまして、全て所有者もしくは相続人等の連絡先を把握しておりまして、延べ三百八棟に対して電話や郵送にて適正管理を要請しております。

一方、現在策定に向けて検討を進めております(仮称)世田谷区空家等対策計画の一環として実施いたしました空き家等実態調査により、新たに確認した空き家もございます。空き家等実態調査ではアンケート調査も実施しておりまして、都税事務所から提供を受けた固定資産税情報に基づき、その建物所有者等に送付した中では約九五%の到着を確認しております。残り」約五%の所有者等の連絡先が把握できていない空き家のうち、外壁部材が破損するなど周辺環境への影響が大きく状況の改善が必要なものについては、今後登記事項証明書などを活用し、引き続き所有者等の調査を進め、所有者等把握したものにつきましては適正管理を要請してまいります。

◆おぎのけんじ 委員 新たに確認した空き家ということで、数字は今おっしゃられませんでしたけれども、九百七十軒ぐらいあったそうですけれども、その五%ということは約五十軒ぐらいはあるということで、それが全てわかるまで、あるいはわからないことがわかるまで調査していると、やはり膨大な時間とコストがかかってくると思いますので、ぜひ調査の線引きについても今後の検討の余地があるのではないかなと思います。

以上で石川ナオミ委員に交代します。