平成29年予算特別委員会|3月16日
コミュニティバス
都市公園整備
無電柱化
防災まちづくり
コミュニティバス
コミュニティバスについて、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
都市公園整備
都市公園整備について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
無電柱化
防災性、景観、歩行者の安全確保の観点から整備状況を検証し、優先路線の拡大と国・東京都への働きかけを求めました。
質問全文
平成29年 3月 予算特別委員会-03月16日-06号
◆おぎのけんじ 委員 自民党の都市整備所管質疑を始めさせていただきます。
私はまず、公共交通不便地域解消に向けて何点か伺ってまいります。
議会でもいろんな方々が過去幾度となく取り上げてきた問題で、私も何度か取り上げさせていただきました。かつ目の前に困っている方がたくさんいらっしゃるということもわかっているにもかかわらず、なかなか進んでこないと。さらに、ここに来て二年も調査、課題整理とよく悠長なことを言っていられるなと、では、今まで何をされてきたんですかと、正直思わなくもないんですけれども、それなりのメンバーで二年かけてやるからには、すばらしいアウトプットが出てくるんだろうと、それはそれとして大いに期待をしておりますが、その結果だけをただぼんやり待っていてもしようがありませんので、並行してバス事業者との折衝だとか、それからバス事業者に頼る以外の方策を研究していくべきだという指摘も昨年の定例会でさせていただきました。
私が昨年のこの予算特別委員会のときに、東急タマリバーバスの野毛循環だとか、中町四丁目交差点から二子駅へのアクセスについて質問させていただきまして、そこにいらっしゃる関根部長に御答弁いただきましたけれども、そのときの御答弁が次のような感じでした。「区といたしましては、高齢社会の進展に伴い、バスの重要性はますます高まるものと認識しており、このたびの御要望につきましては、バス事業者に伝えてまいります」と。どの議員が質問しても、最後は大体こういう締めくくりというか、私もわずか二年ですけれども、この問題に対する答弁が庁内で半ばテンプレート化されているような印象を持っていまして、とはいえ、区民の方々から痛切な声を常日ごろいただいている立場としては、どうにかして突破口を開きたいなと思っているわけです。
まずお聞きしますけれども、これまで答弁で繰り返されてきましたバス事業者との協議、その結果というか、現状はいかがなのか教えていただけますでしょうか。
◎堂下 交通政策課長 区内を運行するバス事業者とは、バス交通にかかわる課題を共有するために、いわゆる円卓会議の場などで情報交換をしております。区にいただきました御要望につきましては、適宜バス事業者にお伝えし、考え方や課題など、可能な限り伺っておりますが、バス路線の新設や拡充は、事業採算性などから実際には難しい課題であるとのことです。
そのような中、委員お尋ねの二子玉川駅へのアクセス路線の件ですけれども、土日、休日の買い物利用などに限定しての対応とはなりますが、駒沢通り方面から直接二子玉川駅までアクセスする路線を検討中との情報提供をバス事業者からいただいております。いずれにしましても、バス事業者は、個別路線だけではなく、路線網全体での判断があり、需要などを見定めながら見直しを図っていることから、引き続き、バス事業者との情報共有を密にしながら、バス路線の拡充などを適宜要望してまいります。
◆おぎのけんじ 委員 二子玉川へのアクセスがよくなるという件は朗報です。ありがとうございます。駒沢通りの拡幅工事も今やられていると思いますので、そちらも頑張っていただきたいと思います。
ただ、これまでのいろんな方々の質問の蓄積に対する成果としては、全体で見ればまだまだ乏しいんじゃないかなと思うんですよね。多分どこかでギアを入れかえないとこの問題というのは劇的に進捗していかないと思っております。
それから、過去の議事録を見ると、これこれこういう事例があるけれども、世田谷はどうなんですかという質問をすると、他の自治体の事例も参考にしながら、鋭意検討を進めてまいりますと大体終わっています。午前中もそれに似たようなものがありましたが、今回は、その研究成果をお聞きしたいと思います。他の自治体の不便地域解消策でこれならば世田谷に転用、応用可能な事例というものを三つほど挙げていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎堂下 交通政策課長 他の自治体の取り組みにつきましては、今年度の公共交通不便地域対策調査検討の中で調査してまいりました。他都市ではさまざまな事例がございまして、自治体が自主運行する方法や運行を委託する方法のほか、川崎市では、主体となって導入に取り組む地域団体に対して市が車両購入費などの一部を補助しており、また、千葉県我孫子市では、病院の送迎バスなどの空席を事業者の好意で利用させてもらう事例などがあり、それ以外にもさまざまな手法により取り組まれております。
しかしながら、それらの取り組み事例の多くは、事業採算面では厳しく、中には継続運行への対応が課題となっているものもあるようです。また、世田谷区の場合、多くのバス路線が運行しており、地方の自治体と比較しますと、公共交通が充実していると考えられることから、既存のバス路線などへの影響にも配慮が必要となります。
現在、これら他自治体の手法を参考に検討しておりますけれども、地元の意向などを確認していく中で、地域の状況に適した対策を見出していくことが必要であると考えております。
◆おぎのけんじ 委員 こういう言い方が適切かどうかわかりませんけれども、各地域で先んじて実証実験をしていただいているんだと思えば、課題が可視化されているわけなので、世田谷は随分恵まれているんだなと思うわけです。事例を深く研究していけば、そのバス事業者とか、タクシー事業者とかとの折り合いをどうつけたのかということも、知見もあるはずですから、ぜひ貪欲に研究をしていただきたいですし、できるところから着実に実行に移していただきたいと思います。
それで、余談なんですけれども、先週、区議団有志で岐阜県の高山市に視察に行く途中、富山市で小一時間ほど乗り継ぎがありまして、その間、町をぶらぶらしていたんですけれども、駅前にバス、タクシー、路面電車、あとライトレールという二両編成ぐらいの電車、それがひっきりなしに往来するわけです。目抜き通りには、二、三百メートル置きにレンタサイクルポートがありまして、随分と公共交通整備が行き届いているなと大変感心したんです。駅のところにタクシーの運転手の方がいましたので、これだけ交通手段が多いとお客さんのカニバルというか、取り合いになりませんかということを聞きましたら、うまいことそこは共存できていますと。初めはいろいろとやっぱり議論があったようですけれども、特にライトレール導入のときは市長が頑張ってまとめたというようなお話をお聞きしました。
やっぱりこの手の問題はリーダーシップが非常に大事だと思っておりまして、もちろん富山と世田谷では事情が大分違いますので、参考になるならないというのは当然あると思いますけれども、物事を前に進めていくという点では同じですから、世田谷でも区長さんが強いリーダーシップを発揮すれば、一気に動き出すと思います。そこに至らないのは、区長の御興味が余りないのか、我々の働きかけ不足なのかもわかりませんけれども、いずれにしても、この問題は折に触れ、区長にも強く投げかけていきたいと思います。
続きまして、都市公園整備について伺ってまいります。
野毛と上用賀の官舎跡地は、今後区が取得して都市公園として整備をされる予定です。いずれの土地も隣に既に大規模な公園があって、そしてそれよりさらに大きな公園を整備するということが共通していまして、いずれも二子玉川公園くらいの規模にはなるんだろうなと思います。
ここでちょっとあえて申し上げておきたいのは、みどり33の観点から、そうした都市公園部分が大きくふえるということは大変喜ばしいという一方で、以前、そこにはたくさんの方が住まわれていらっしゃって、地域経済や地域活動への貢献という意味でも非常に大きかったと。それが失われたことを嘆かれる方も一定数いらっしゃいます。つまり都市公園としての整備に関しては、必ずしも歓迎の声ばかりではないということを、烏山地域の方々に申しわけないですけれども、念のため、お伝えしておきたいと思います。
そうした背景がある中で、それぞれの整備計画について、地元の方々の興味関心というものも当然ながらさまざまでして、特に公園内施設としてこんなようなものが欲しいという声は本当に多種多様、十人十色です。もちろん区としての大局的な方針に沿いながらも、地元の声も丁寧に聞いて、整備がよい形で進んでいくよう努力するべきだと思うんですが、今後の進め方、特に施設計画の進め方について、どんな流れで進んでいくのかまずお聞かせください。
◎笠原 みどり政策課長 今お話がありました上用賀公園の拡張区域約三・一ヘクタール、それと玉川野毛町公園の拡張区域約二・六ヘクタールにつきましては、現時点の予定といたしましては、いずれの公園とも、今年度末から複数年度での用地取得を始め、来年度以降、基本計画から設計、整備工事へと進めていきまして、平成三十五年の開園を目指しているところでございます。
上用賀公園の拡張区域につきましてはみどり、防災、スポーツを、また玉川野毛町公園拡張区域につきましてはみどり、防災、歴史文化をそれぞれ計画上の柱としております。
今後も引き続き、それぞれの視点に沿って、お話しのとおり、必要な施設等について、スポーツや文化財など、関連所管と連携して検証しつつ、地域の声を聞く場を設けながら、広く区民の皆様に愛される公園となるよう進めてまいります。
◆おぎのけんじ 委員 ぜひ丁寧に進めていただくことと、少なくとも防災倉庫だとか、備蓄品倉庫については管理していただくことを要望いたします。
それから、きのう駒沢公園内にミスターファーマーという非常におしゃれなレストランがオープンしまして、たまたま近くに行きましたので、寄ってきたんですけれども、子連れの方だとか、ペット連れの方が大変多くて行列ができておりました。非常に雰囲気も居心地もよくて、すばらしかったんですけれども、私は昼食でグリーンカレーを注文して食べたんですけれども、非常においしかったです。(「ちょっと高いけどね」と呼ぶ者あり)ちょっと高いですね。
そこは、食材として近隣農家と契約した野菜、「せたがやそだち」を使ったメニューを提供していたり、ファーマーズマーケットを定期開催したり、あとヨガ教室とか、料理イベントなんかも定期開催するというようなことで、あと災害時には防災施設に転用するみたいな取り決めも東京都としているそうですけれども、このお店がオープンするに当たって、地元からどういう評判があったのか私は存じ上げませんが、いずれにしても、結果検証どうなるのか、非常に楽しみにしております。
区内でも二子玉川公園のスターバックスは休日なんかすごい行列ができていますし、昨年世田谷公園で移動販売車の社会実験などをされていましたけれども、先ほどから話をしている野毛、上用賀など、これから新設される公園の中でも地域とうまく共存できる店舗誘致や移動販売といった民間活力を積極的に導入していくべきだと思っているんですけれども、この点、いかがでしょうか。
◎春日谷 公園緑地課長 先日、国のほうでも民間事業者が公園内に店舗などを設置しやすくするため、都市公園法の改正を閣議決定したとの発表がございました。区では平成二十五年に、先ほどお話がありましたとおり、二子玉川公園でカフェを誘致し、今年度からは社会実験として世田谷公園で移動販売車を誘致しており、民間活力を活用した公園の魅力アップにいち早く取り組んできており、公園利用者からも大変好評を得ております。
今後、都市公園法の改正に合わせ、全国的にも公園の魅力アップに関する取り組みが加速していくものと予想されます。しかしながら、住宅地にある公園での店舗誘致につきましては、近隣住民や周辺店舗などの理解や立地、アクセスなどの条件がよく、集客が見込める大規模な公園であることなど、幾つかの課題もございます。また、店舗の誘致につきましては、建蔽率の制限や電気や水道などの整備に費用もかかることから、区としても実施の見きわめが必要となるものと考えております。既存の公園はもとより、委員お話しの上用賀公園や玉川野毛町公園などの大規模な新設公園におきましても、店舗や移動販売車などの誘致の可能性を検討し、魅力ある公園施設の設置に努めてまいります。
◆おぎのけんじ 委員 先ほどそこに住まわれていた方々がいなくなってしまったと言いましたけれども、やっぱり公園といえどもにぎわいを創出、積極的につくっていただきたいなと思うわけです。野毛なんかは近くに古墳もありますし、ちょっと行くと新日本プロレスの道場なんかもありますし、あと等々力渓谷、多摩川もすぐですから、ぜひまちなか観光の観点からも考えていただきたいですし、農家さんも非常に多くありますので、地域資源を最大限活用して、あと買い物弱者の問題もありますので、ぜひ多角的な視点で今後取り組んでいっていただきたいなと思います。
続きまして、きょうの日経の朝刊にも出ていましたが、無電柱化について伺ってまいります。
これです。五輪会場周辺、区道も無電柱化ということで記事になっていました。馬事公苑周辺の無電柱化、私も過去何度か取り上げておりまして、そのときはスケジュールがタイトで無理だという御答弁でしたけれども、その後、予算がついて、現在工事中ということで、大変喜ばしく思っております。
この新聞記事だと、二〇年三月までに工事を完了させるというような形で載っていましたが、まず今の工事が間に合うのかという点、いつ終了するのか教えていただけますでしょうか。
◎田中 土木計画課長 馬事公苑周辺の電線類地中化の進捗状況につきましては、現在、電線類地中化工事に先行して、ガス、水道、下水道などの企業者が工事を行っております。また、電線共同溝設置予定箇所の試掘調査が完了し、現在、詳細な設計に取り組んでおり、平成二十九年度夏ごろから電線共同溝の本体の工事に着手する予定となっております。
今回の馬事公苑周辺の電線類地中化事業は、従来の五年から六年かかる期間をおおむね四年間で完成する予定となってございます。
◆おぎのけんじ 委員 それでいくと、昨年から着手して、一九年度に完成となって、実質工事四年間ということですね。通常の無電柱化工事だと、東京都のパンフレットにも七年間工程がかかるということが載っていますし、あと以前いただいた御答弁でも詰めても五、六年かかるというようなことでしたけれども、四年で仕上がるということは、何か新しいイノベーティブな工法が開発されたのかということと、あとそのやり方は他の路線にも転用可能なのかという点について教えてください。
◎田中 土木計画課長 今回期間短縮の大きな理由といたしましては、今回整備する一部区間に東京電力とNTTの既存管路があり、これを活用し、電線共同溝を施工する工法を採用していることでございます。そのため、管路所有者の電線管理者へ事業委託し、設計期間の短縮を図ることができました。また、オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて、各企業者において、埋設管の更新工事を先行して着手していたため、本来発生する大規模な埋設管の移設工事が短縮できたことも理由の一つに挙げられます。
他の路線におきましても、今回同様に、電線管理者の既存管路が活用できた上で、各企業者の埋設管移設工事が小規模で済むなどの条件が整えば、期間の短縮が図れる場合がございます。
◆おぎのけんじ 委員 区内でもそういった既存管路が使用されている場所が幾つかあるということだったので、そういったところも優先に着手するようなこともぜひ検討していただきたいなと思います。
それから、馬事公苑ではなくて、アメリカ選手団がキャンプを張る大蔵運動場周辺について、今後、無電柱化の予定はありますでしょうか。
◎田中 土木計画課長 平成二十七年、アメリカオリンピック委員会と世田谷区は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の大会前や大会期間中のキャンプ地として大蔵運動場と大蔵第二運動場を使用することに決めました。
現在、キャンプ地の運営方法については、アメリカオリンピック委員会と調整を行っており、一般観客の立ち入り等を含めて、詳細についてはまだ決まっておりません。また、大蔵運動場及び第二運動場については、オリンピック・パラリンピックの競技大会会場には該当しないため、観客向けの動線整備など、電線類地中化を含む周辺道路整備については、現在のところ予定してございません。
◆おぎのけんじ 委員 あと、東京都の補助制度で来年度新設予定のものがあります。低コスト手法の導入等に取り組む市区町村の路線に対する助成というのがありますけれども、この制度、三十年度までに事業着手した路線は完了まで全額補助なんですけれども、区としては申請の構えがありますでしょうか。
◎田中 土木計画課長 東京都では、平成二十九年度より、区市町村道の無電柱化への新たな支援を行うことを発表いたしました。これは、歩道幅員の狭い道路や歩道のない道路などに対し、積極的に電線類地中化の検討が行えるように、東京都が財政的、技術的に支援を行うものです。対象となる支援制度の詳細な要件につきましては、現在東京都で検討中です。
区としましては、平成二十九年度に無電柱化を検討する路線のうち、対象要件を満たすものについては、この支援制度を活用するため、都に要望を上げていく予定でございます。
◆おぎのけんじ 委員 御存じのように、小池都知事は無電柱化、ばりばり推進派ですので、私も注目していたんですけれども、その割に予算の上げ幅が小さいなと非常に残念だったんですが、一方で、都道における電柱の新設を禁じる条例、これを策定する方針を示していたりするので、今後に期待するところかなと思います。
それから、つくば市は、昨年九月、全国初の無電柱化条例というものを制定しまして、新たに戸建て住宅やマンションを建てる開発事業者に対して、地上に電柱を立てて、架空線を配線しないよう義務づけるということなんですけれども、世田谷においても、区道における電柱の新設を抑制するような条例の制定、私はやってもいいんじゃないかなと思っているんですが、区の見解をお聞かせください。
◎田中 土木計画課長 無電柱化の推進を目的とした無電柱化の推進に関する法律が平成二十八年十二月十六日に公布、施行されました。この法律では、災害の防止、安全かつ円滑な交通の確保、良好な景観の形成等を図るため、無電柱化の推進に関し、国、地方公共団体の責務、役割等が定められています。また、道路上の電柱、電線の新設の抑制や既存の電柱、電線の撤去等についても規定されています。
本法律の内容を踏まえ、東京都では、二〇一七年度に都が管理する道路を対象に無電柱化を計画的に進めていく方策や、都道にこれ以上電柱をふやさない取り組みなどを盛り込んだ条例を策定することとしております。区におきましても、電線共同溝を整備する際には、電線共同溝の整備等に関する特別措置法に基づき、区間を定めて電線共同溝を整備すべき道路として指定しております。この指定をかけることにより、原則として区道に地上電線、電柱を設置できないことになります。委員お話しの区道での無電柱化に関する条例につきましては、今後、都で策定する条例の内容も踏まえた上で研究してまいります。
◆おぎのけんじ 委員 よく言われますけれども、世界の名だたる都市は一〇〇%無電柱化されていて、東京は七%という、あと何十年かかるのかわかりませんけれども、世田谷から電柱が一本でも少なくなっていくことを願っております。
それから、区民生活のときも触れましたけれども、無電柱化した後の地上機器の使い方もオリンピックのころまでにはかなり進んでくると思います。デジタルサイネージにしたり、Wi―FiスポットやEVの充電スポットとしての活用検討も既に始まっているようですから、無電柱化した後のことも、都市整備部門としてアンテナをぜひ張っておいていただきたいと思います。
次に、区営の自転車駐輪場について伺ってまいります。
私が以前、奥沢かいわいに住んでいたころに、自由が丘駅南口にある世田谷区営の自由が丘駅第一駐輪場というところに月ぎめ利用を申し込んだことがあります。そのときは、二百人待ちで、多分四、五年待ちじゃないですかというようなことを言われたことを記憶しているんですけれども、そこは日ぎめも非常に人気で、毎朝八時には満杯になってしまうというようなところでございました。その自由が丘の駐輪場が、今月頭、もう受け切れないので、月ぎめ予約受け付けをストップしたという話を聞きました。区のホームページにも、区立駐輪場定期利用空き状況というページがあるんですけれども、全てあきなしとなっています。
ここでまずお聞きしますが、現時点での区営の駐輪場における月ぎめ予約をキャンセル待ちされている方々の人数を教えてください。
◎大橋 交通安全自転車課長 区営駐輪場は区内に五十一カ所ございますが、そのうち三十四カ所で月ぎめ定期利用を実施しております。現在、定期利用の予約を受け付けている駐輪場は三十一カ所で、待機者数は合計で約三千五百名となっております。なお、この待機者の数には、同じ駅で他の駐輪場を定期や日ぎめで利用している方も含まれております。そのため、駅直近の人気のある駐輪場に待機者が多い傾向にございます。
◆おぎのけんじ 委員 今回、これを質問するに当たり、わざわざ集計をしていただいたようなんですけれども、正確に言うと三千五百十二人いらっしゃるということで、待機児童ならぬ待機自転車という問題があるということを、私も数字を見て改めて認識した次第なんですが、地域によってばらつきは当然あるものの、最大は千四百人待ちの場所があったりとか、あと二百人以上待っているところが五カ所、百人以上だと十五カ所になるということで、あと今キャンセル待ちされている方で一番過去に予約をされた方は二〇一四年三月、つまり三年前ということなんですけれども、こうした現状に対して区はどのような見解なのかお聞かせください。
◎大橋 交通安全自転車課長 委員御指摘のように、月ぎめ利用を希望されている区民の方が多数長い期間お待ちいただいている現状は把握してございます。区では、世田谷区自転車等の利用に関する総合計画を策定し、その中で、各鉄道駅におきます将来駐輪需要を推計しまして、今後整備が必要な駐輪台数を算定してございます。その結果、今後駐輪場整備が必要となる駅は、主に三軒茶屋、駒沢大学、二子玉川、自由が丘などの東急沿線で、駐輪場の待機者の多い駅とも一致しているところでございます。
この将来需要推計に基づきまして、駐輪場台数の増加を図るため、区では、来年度、駒沢大学駅周辺で約四百台収容の駐輪場を新築し、また、二子玉川駅周辺で既存の二子玉川西自転車等駐車場に約五百台分の駐輪場増設工事を予定しております。
また、区では、自転車をシェアすることによりまして、駐輪場需要の抑制効果を期待しまして、レンタサイクル事業にも取り組んでおります。今後もこの事業を推進してまいりたいと考えております。
◆おぎのけんじ 委員 あと、先ほど申し上げた自由が丘の駐輪場から目と鼻の先、二十メートルぐらいですか、目黒区の区営の駐輪場があります。こっちは月ぎめのあきがあるそうなんです。こっちのほうが駅に近いにもかかわらずなんですけれども、そうなっている理由を聞いたところ、目黒区のほうが六百円高いということなんです。だから、そっちを避けて世田谷区営の駐輪場を使っている目黒区民が相当数いるということだったんですね。たかだか二十メートルの差で価格差が結構な開きがあるということと、世田谷区民の税金で整備された駐輪場に他区の方がとめていて、それによってはじき出されている世田谷区民の方がいるということも事実、逆もまたしかりというところもほかの地域であるのかもわかりませんが、事情として、片や百人以上が待っていて、片やあいていると、この状況は少々おかしいんじゃないかなと思うわけです。
この区境における現状に対する区の見解と、私も全てを公平にしろとは言いませんが、区内利用者と区外利用者で差をつけるとか、あるいは目黒区に価格是正を申し入れるとか、区として何らか対策を講じるつもりがあるのかどうかお聞きします。
◎大橋 交通安全自転車課長 自由が丘駅周辺の駐輪場につきましては、委員からお話がありましたように、駅南側に目黒区が設置した自由が丘南口駐輪場及び世田谷区が設置しました自由が丘第一駐輪場の二つの駐輪場がございます。利用料金や学生割引につきましては、両区の条例の定めにより設定しているため、若干の違いはございますが、両区の区民が分け隔たりなく利用できる施設でございまして、最近の調査でも、目黒区の月ぎめ駐輪場の六割が世田谷区民が利用、世田谷区の月ぎめ駐輪場の二割が目黒区民が利用という状況です。
両駐輪場とも指定管理による管理運営を行っておりますが、今後は、お互いの駐輪場の空き情報なども共有し、両区の駐輪場利用に対し、丁寧な御案内ができますよう、目黒区と調整を図ってまいりたいと考えております。
◆おぎのけんじ 委員 行ってこいだからよいというわけではないと思います。やはりできるだけこうしたゆがみというのは是正していくべきだと思いますので、しっかり考えていただいて、速やかな対応をしていただきたいと思います。
それから、御存じだと思いますけれども、登録制自転車置き場というものがありまして、駐車場が整備されていないエリアの暫定的な自転車の受け入れ場所ということで、目黒区だと中目黒、都立大、緑が丘駅周辺にあるそうです。ここが年間三千円で利用可能ということで、こちらは全て埋まっているということなんですね。
世田谷だとそうしたスペースはなかなかないかもわかりませんけれども、駅周辺の空き店舗とかを駐輪スペースとして活用できないかとか、できる限りの努力をしていただきたいと思います。
以上で私の質疑を終わります。