平成27年第4回定例会|一般質問
子ども
子育て応援都市宣言
無電柱化
防災まちづくり
区内Wi-Fi環境整備
本庁舎整備
子ども・子育て応援都市宣言
子ども・子育て応援都市宣言について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
無電柱化
防災性、景観、歩行者の安全確保の観点から整備状況を検証し、優先路線の拡大と国・東京都への働きかけを求めました。
区内Wi-Fi環境整備
区内Wi-Fi環境整備について、区の現状や事業の進捗、施策の実効性を検証し、課題の明確化と具体的な改善策の実施を求めました。
本庁舎整備
整備費、機能、工期、区民サービスへの影響を検証し、将来負担を抑えながら実効性のある庁舎整備を進めるよう求めました。
質問全文
平成27年 12月 定例会-11月25日-02号
◆一番(おぎのけんじ 議員) まず、子ども・子育て応援都市宣言の実効性についてお聞きします。
ことしの三月に出されたこの宣言は、平成六年の交通安全都市宣言以来、区にとって二十一年ぶりのオフィシャルな宣言でありました。毎年未就学児が千人以上ふえているという喜ばしい状況がある一方で、待機児童は全国ワーストを続けているという現状もある中、こうした宣言をしたからには、文字どおり、子育てしやすい町、世田谷区を実現しなければなりません。
しかしながら、啓蒙に関するこれまでの重立った活動としては、二十五万円分のチラシとポスターを刷って保育園や児童館に置いただけ、来年度の予算要望もしなかったという事実があります。さらに、子ども関連の最重要課題である待機児童問題ですが、保育園を新設しようとすると、周辺住民の方々の反対で頓挫する、再三指摘されている検査済証の問題も改善されない、土地・建物募集の条件も縛りがきつく、幅広く手が挙げられる体になっていない。結果、見込みの定員枠は確保できず、待機児童も減らない。恐らく今年度もそういう結果になると思われます。
啓蒙活動もしなければ、大胆な支援施策も導入しない。これで一体どこをどう応援しているのか、今のままでは、宣言はただの紙切れにすぎません。
まず伺いますが、本宣言のそもそもの目的、区は宣言により何をどう変えていこうとしているのか、具体的にお示し願います。
また、宣言どおり、地域全体で子ども・子育てを支えあう風土をつくるための啓蒙活動を継続的に行っていくべきであると考えます。区の見解とやる気があるならば、その具体的な活動イメージを教えてください。
あわせて、この宣言どおり、名実ともにお子さん、そして子育てをする御家庭を本気で応援することを示すためにも、二十八年度予算において、子ども・子育て関連の政策にさらに予算を大胆に配分すべきと考えますが、区の見解を伺います。
二つ目に、区内の無電柱化事業について質問します。
区では五カ年計画が進行中ですが、都市計画道路の整備に伴う無電柱化にとどまっています。東京都は、無電柱化の補助制度の対象路線として、防災に寄与する路線を追加し、補助期間も、今年度までだったところを三十六年度まで延ばしました。この制度の活用を含め、防災的観点からの路線追加の可能性はあるのかどうか、区内の無電柱化の優先整備路線の決め方含め、見解を伺います。
また、オリンピック競技会場周辺の無電柱化については、国が負担する五五%に加え、都が四五%補助する、つまり、一〇〇%補助で賄える制度があります。しかしながら、先日、都の担当職員の方から、世田谷区は都の定める競技会場周辺等の無電柱化事業に対する補助制度を申請しないことを決めたということを聞きました。私は耳を疑いましたが、冷静になってその理由を聞いたところ、通常無電柱化工事に六年の工程がかかる、その点から、時間がなく間に合わないという判断だと思われるということでした。
所管にその事実を確認し、さらに、都道である世田谷通りの無電柱化についても、区は都に申し入れをしたものの、時間的な制約で対応は難しいと一次回答され、そのまま引っ込めているという状況もわかりました。
ことし五月に実施された世田谷区民意識調査において、東京オリンピック・パラリンピックに期待することは何ですかという質問に対し、道路、歩道などの整備の充実がトップになっています。ここには無電柱化を望む声も包含されていると思われます。私も、当然実行されるものと思っておりましたし、馬事公苑周辺の住民の方々に聞いても同様の認識でありました。
ちなみに、北京オリンピックの馬術競技会場となったシャテイン競馬場、ロンドンオリンピックでのグリニッジ・パーク、いずれも電柱は一本もない周辺環境で行われています。
これ以外にもいろいろと所管の話を聞きましたが、このままでは無電柱化はおろか、道路も拡幅しない、けやき広場の段差やでこぼこを解消してバリアフリーにもしない、一体世田谷はオリンピックを成功させる気があるのかと思われても仕方がない事態になりかねません。今からでも、無電柱化を初めとする周辺整備が少しでも進むよう、庁内での徹底的な検討と世田谷通りに関する都への申し入れを粘り強くするべきと考えます。区の見解を伺います。
三つ目に、Wi―Fi環境の区内全域への整備について質問します。
先ほど申し上げたオリンピック・パラリンピックに伴う受け入れ体制の整備の一つにもなりますが、まちなか観光の推進、また、災害時対応などさまざまな観点から公共施設のみならず、全域的な通信環境の整備が必要不可欠であると考えます。
これまで議会においても繰り返し整備を求める声が上げられてきましたが、他の自治体と比べても区の対応は遅過ぎると言わざるを得ません。今後の整備計画について、スケジュールとあわせ具体的にお示しを願います。
関連して、Wi―Fi環境を整えることで、よりきめ細やかな行政サービスが提供できますが、庁内でもこの分野の検討部会を早急に立ち上げるべきです。かつ、スピード感を持たせ、確度の高い検討を行うべく、若手職員を積極的に登用すべきと考えますが、区の見解を伺います。
次に、本庁舎整備素案策定に向けた区の動きについて伺います。
参加と協働を標榜してきた区長ですが、区にとり目下最重要のテーマである本庁舎整備に関しては、議会の声は言うに及ばす、区民の声もこれまでの検討結果に反映させてきたとは言えません。そればかりか、昨年五月のシンポジウム、ことし二月の本庁舎整備報告会といった区民参加型のイベントの報告の中に、中庭、景観というワードはほとんど出てこないにもかかわらず、あたかも区民の総意かのように景観の継承を本庁整備の一丁目一番地に据えてしまった。しかし、それは一部の仲のよい識者、建築家の意見でしかない。証拠を述べればきりがないので控えますが、これは明らかな事実であります。
そうした状況がたたり、第三回定例会にて、本庁舎整備に関する各会派からの質問攻めに対し、区長の答弁は論理破綻が相次ぎ、今のままではとても対話にならないことが明々白々となりました。熊本区政時代の資産を生かすことなく、区長の独断と偏った意見を土台に進めてきたことのツケがこの結果であります。
まず伺いますが、所管としてこの四年間の検討がここまで停滞してしまった原因は何だと分析をしているのか、同じ失敗は絶対に許されません。芯のある御答弁を願います。
また、先ほど区民、議会の声を吸い上げていないと述べましたが、職員の声も同様であります。区長のかたくなな姿勢に意見を出せる雰囲気でなかったこともある程度理解はできますが、本庁舎整備は庁内一丸となって、全職員の英知を結集して取り組むべき一大事業であります。理事者だけではなく現場の職員にも当事者意識を持たせ、業務効率の向上、備えるべき機能、配置の観点から幅広く意見を集め、素案策定に向けた検討材料の一つとするべきであると考えますが、その収集方法も含め、区の見解を伺います。
一方で、これ以上いたずらに時間を浪費することも許されません。重要なのは、さきの特別委員会にて示された作業部会、その上程先である庁舎計画推進委員会が正常に機能すること、そしてさらに重要なのは、それらの会議体をまとめる責任者の強力なリーダーシップであります。
そこで、各作業部会のまとめ役である岡田総務部長には、今後素案作成に向け、各部会での意見をどうまとめ上げていくつもりなのか、また、議会との対話は何をマイルストーンとして進めていくのか、具体的なプランをお聞かせ願います。
また、庁舎計画推進委員会の責任者である板垣副区長には、このプロジェクトにかける意気込み、覚悟を、この議場に対して改めて表明していただきたく思います。
最後になりますが、本日質問させていただいた本庁舎しかり、応援都市宣言しかり、無電柱化しかり、時間がない、予算がつかない、区長がかたくなだからと、職員の方々はできない理由を一生懸命説明してくれます。私は、世田谷で働く職員の皆さんは非常に高い能力をお持ちだと思っていますが、その能力を事なかれ方面にばかり傾けるというのは非常にもったいなく、残念にも思います。
本庁舎整備、オリンピック開催というのは我々が現役で働いているうちにはもうめぐってこないかもしれない大変大きくかつ重要なプロジェクトであります。今、区役所で職員として働くということは、数十年に一度のビッグプロジェクトが同時並行で進むという、仕事をする者にとってはこれ以上ない醍醐味が味わえる環境ではないかと思います。その意味で、管理職のみならず、現場の職員の方々もぜひそこにかかわる一員としての矜持を持って、その気迫を我々にもわかるよう、前向きな言葉と行動で示していただきたい。
そのことを切に願いまして、壇上からの質問を終わります。(拍手)
〔板垣副区長登壇〕
◎板垣 副区長 本庁舎整備につきまして、庁舎計画推進委員会の責任者ということで答弁させていただきます。
庁舎計画推進委員会の責任者としまして、本庁舎の配置や形状に関しまして、これまでさきの第三回定例会及び今回の区議会におきまして、多くの議論があったことをしっかり受けとめております。また、特に素案策定の前段階というところで、活発な御議論をいただいたことを踏まえまして、今後の計画策定を進めていきたいと考えております。
先般御報告したとおり、庁舎計画推進委員会のもとに設置しております作業部会におきまして、備えるべき機能の検討を本格的に進めており、災害対策や窓口サービス、規模など、検討すべき項目について平成二十八年二月の基本構想素案策定に向け、鋭意検討を進めてまいります。
素案策定以降は、区民の皆さんにもその検討状況を明らかにし、御意見をいただきたいと考えております。今後も、本庁舎整備は区政、区民にとって大変重要なプロジェクトでございますので、区議会と十分に意見交換しながら、また区民、区議会とともにつくる基本構想を目指してまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎中村 子ども・若者部長 私からは、子ども・子育て応援都市宣言について二点御答弁いたします。
まず、宣言の目的、宣言することで何をどう変えていくかという御質問です。
本年四月に、今後十年間の区の子ども・子育て施策の方向性を示す子ども計画第二期と、保育幼児教育や地域の子育て支援の充実を目指す子ども・子育て新制度がスタートしましたが、この節目に合わせて、本年三月三日に子ども・子育て応援都市宣言をしたところです。
この宣言は、子どもの権利が保障され、健やかな成長、発達を大切にすること、地域全体で子育てを支えること、子どもの最善の利益を考慮した環境づくりを行うこと、これらを広範な区民の参加と協働のまちづくりにより推進していくことを趣旨としております。
また、区として子どもの成長や子育て家庭を支援するまちづくりを推進していくという基本姿勢を改めて明確にし、持続可能な社会をつくり出していくために必要な子ども・子育て支援を継続的に進めていくという決意表明でもあり、今後も宣言の趣旨を踏まえつつ、子ども計画に基づき、多様化する区民ニーズに沿った支援を展開してまいります。
次に、宣言のとおり、地域全体で子ども・子育てを応援する風土をつくるための啓発と具体的な活動をという御質問です。
宣言を行ったきっかけとして、子どもが自分らしく健やかに育つためには、子どもを町の宝として地域に受け入れていただくことが必要であり、地域全体の子どもへの理解を促進したいという思いがございました。議員御指摘の保育施設整備に当たりましては、近隣住民の御理解と御協力が不可欠であり、区が宣言で掲げる価値観を押しつける形では、その後の運営も含めまして地域で共存していくことはできないと考えております。
宣言の普及啓発に当たっては、地域の方々が目にすることができるよう、施設等にも御協力をいただきながらポスター、チラシによる周知を進めるとともに、保護者や支援活動団体などが集う機会を捉え区の姿勢をお伝えするなどしており、今後もこうした継続的な理解促進に取り組んでまいります。
宣言でうたっております区民と力を合わせて子ども・子育てを支えるまちづくりを進めるため、今年度より地域の支えあいによる子どもの預かり事業であるファミリー・サポート・センター事業を導入したほか、身近な場で各家庭に寄り添った相談ができる利用者支援事業を地域の方が担い手となって実施するなど、具体的な施策を展開しているところです。
地域全体への普及は一朝一夕には難しいと認識しておりますが、この宣言を契機に地域の皆様のより一層の御理解と御協力をいただきながら、保育待機児解消に向けた基盤整備を含め、子ども計画に掲げる重点施策の実現に全庁の連携協力のもとに精力的に取り組んでまいります。
以上です。
◎板谷 政策経営部長 私からは、子ども・子育て応援都市宣言に伴い、二十八年度予算、子育て関連の施策に予算を大胆に配分すべきとの御質問にお答えをいたします。
これまでの子ども・子育て関連の予算といたしましては、喫緊の課題である保育待機児対策を初め、在宅子育て支援や虐待防止対策の充実などに重点的に予算を配分してまいりました。また、教育関連につきましても、学校の改築、改修による学習環境の整備のほか、情報化の推進や特別支援教育の充実、図書館の環境整備など必要な予算を計上してきたところです。
予算規模といたしましては、子ども・子育て応援都市宣言、後の平成二十七年度当初予算における子ども関連予算は総額で七百十一億円となっており、前年度の二十六年度の当初予算と比較いたしますと百十億円、一八・五%の増となっております。また、二十八年度予算の見込みでは、保育施設の拡充や保育士の処遇改善などにより、保育園等の運営費がさらに増額となるものと想定をしております。
持続可能な社会をつくり出していくために必要な世田谷の未来を担う子どもたちの育ちへの支援に向け、今後も効果的な政策には優先的に財源を配分してまいります。
以上でございます。
◎小山 土木事業担当部長 私からは、区内の無電柱化事業について二点御答弁申し上げます。
まず、防災的観点からの路線追加の可能性についてでございます。
区では、平成八年度に世田谷区電線類地中化整備四カ年計画を策定し、その後、おおむね五年ごとに計画を策定しながら、現在は平成二十六年度に策定した電線類地中化五カ年に計画に基づき、地区幹線道路及び主要生活道路を中心に、三十年度までの五年間で二・八キロの整備を予定しております。
御指摘のありました防災に寄与する路線で地中化を進めていくべきものとして、緊急輸送道路、消防署及び災害拠点病院の前面道路などが挙げられます。このような路線では、国庫補助金に加え、平成二十六年度から都の補助金も活用できるようになりました。
無電柱化の優先整備路線の選定につきましては、これまでの都市計画道路、主要生活道路、さらに連立事業に合わせた駅周辺の整備等に加えまして、今後は緊急輸送道路を初めとした防災に寄与する路線で、電線共同溝整備が可能な路線を調査し、平成三十一年からの地域計画の中で整備を検討してまいります。
次に、オリンピック会場周辺の無電柱化と世田谷通りの無電柱化の都への申し入れについてでございます。
区では、オリンピック競技会場となる馬事公苑に接続する道路や周辺の道路について、道路の改修等を予定しております。馬事公苑周辺道路の電柱類の地中化の状況でございますが、けやき広場及び馬事公苑とけやき広場の間の北側の区道では電線類が地中化されております。その他馬事公苑に接する歩道には、既に電線類が地中化されております。馬事公苑の周辺区道で住宅地側の歩道については電線類が地中化されておらず、電線共同溝として整備するには六年程度かかることから、通常では厳しい状況でございます。
今後は、国で検討している新工法や電線管理者所有の管路やマンホールなどの既存の施設を電線共同溝の一部として活用するなど、さまざまな工法によるオリンピックを契機とした馬事公苑周辺整備の可能性について検討してまいります。
また、東京都ではほかの競技会場等の周辺地区において無電柱化を進めていることから、世田谷通りの一部につきましても無電柱化を進めていくよう東京都に強く要望してまいります。
以上です。
◎岡田 総務部長 私からは、本庁舎整備に関連しまして、三点御答弁申し上げます。
まず、この間の経過に係る原因分析をという御質問に対してお答えいたします。
これまで、平成二十六年三月策定の本庁舎等整備基本方針や二十七年三月策定の本庁舎等整備基本構想中間まとめなどで基本的考え方をお示ししてまいりましたが、庁舎の配置や形状を初め、今後長期にわたり使用することとなる庁舎のあり方に関する議論がまだまだ不足していたと考えております。
現在、新庁舎に備えるべき機能を盛り込んだ基本構想の素案の策定に向け庁内で議論を進めておりますが、区民、区議会とともにつくる基本構想とすることを基本に、区議会初め、区民の皆さんとの意見交換のプロセスを丁寧に組み立てていかなければならないと考えております。
次に、現場の職員にも当事者意識を持てるような進め方をすべきという御質問にお答え申し上げます。
この間、職員に対しましては、本年九月特別委員会で本庁舎等整備基本構想素案の検討状況を御報告したのと同時期に職員意見を募集いたしましたが、検討状況の内容が整備手法や配置と形状の部分が中心のものであったこともあり、出された意見は少数にとどまりました。
現在、関係所管の職員がテーマごとに集まり、新庁舎に備えるべき機能などを本格的に議論しておりますが、こうした議論を反映させた基本構想素案をお示しし、これを土台に区議会や区民の皆さんとの議論を深めていくとともに、職員意見についても全庁的に幅広く聴取し、二十八年秋に策定予定の基本構想に生かしていきたいと考えております。
次に、作業部会の進め方についての御質問にお答え申し上げます。
作業部会の事務局を統括する立場として、これまでの区議会における議論も踏まえ、作業部会の中で、限られた時間の中、できるだけ幅広く知見を集約し、災害に強く、区民が使いやすく、さらに職員がいい仕事ができる庁舎となるよう検討を進めていきたいと考えております。また、各作業部会における検討内容につきましては、平成二十八年二月の基本構想素案策定に向け特別委員会に逐一御報告し、議論を重ねるとともに、素案策定以降については、できる限り区議会や区民の皆さんにもオープンにし、いただいた御意見をもとに、作業部会でさらに検討を深めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◎萩原 地域行政部長 私からは、Wi―Fi環境の区内全域への整備について二点お答えいたします。
初めに、区の対応についてです。
地域Wi―Fiの整備につきましては、区といたしましても、区民サービスのさらなる向上のためにその必要性を十分に認識しているところです。地域Wi―Fiの環境整備に当たっては、通信事業者などとの官民連携により持続可能な運用モデルを構築する必要がございます。
現在幾つかの通信事業者から整備に関する相談を受けているところもあり、区と事業者との連携の方向性を示していく必要があると認識しております。観光、災害、区民サービスなどの視点から、区における地域Wi―Fiの整備の方向性について関係所管と検討に着手したところですが、年度内を目途にまとめてまいりたいと存じます。
次に、Wi―Fi環境が整うことに伴う行政サービスや検討における若手職員の登用についてでございます。
地域Wi―Fiの整備に伴う効果としましては、例えば観光面では、訪日外国人などの観光客にインターネットアクセスを提供することにより、広く観光客がツイッターなどに情報発信して、それがさらなる誘客につながることや、行政などが地域の観光情報を発信して多くの方に世田谷の魅力を知っていただくことにもつながることが考えられます。
防災面では、災害時における防災拠点間での広域的な通信手段としての活用や、被災者にインターネットアクセスを提供することにより、避難所などの位置に応じた情報提供ができることが考えられます。
区民サービス面では、公共施設でインターネットアクセスを提供することにより、施設に応じた行政情報やイベント情報の発信などにより、集客や行政サービスへの満足度の向上につなげることが期待されます。
地域Wi―Fiの活用の先ほどの検討におきましては、若手職員の自由な発想を聞く機会を設けるなど効果的な活用方法に向けて取り組んでまいります。
以上でございます。
◆一番(おぎのけんじ 議員) 本庁舎整備の件で二点お聞きしたいと思います。
きのうからの答弁で、ちょっと気になる表現がございましたので、そこについてお聞きします。
今、岡田部長からもございましたが、新庁舎に備えるべき機能を盛り込んだ基本構想の素案ということでお話をいただきました。また、きのう区長から、具体的な配置や形状は、来年秋をめどに策定する基本構想以降、設計者の提案を受け云々かんぬんというくだりがありました。
これだけ聞くと、配置や形状というのは二月の素案には盛り込まれないのかというふうに思ってしまうんですけれども、だとすると、区民や我々議会との議論を深める時間はどこでとられることになるんでしょうか。
それから、今後の検討に私はもう評論家のような識者は要らないと思っています。入れるのであれば、災害対策だとか、窓口サービスの専門家、そういった方々を各論を詰める段階で入れたほうがいいと思いますが、区の見解をお聞かせください。
◎岡田 総務部長 再質問にお答えいたします。
他会派の御質問に副区長からも御答弁がありましたけれども、この二月の素案の段階で庁舎の配置や形状に関してでございますけれども、この間さまざま御意見がございましたので、複数案で検討することも含めましてお示しした上で、一層踏み込んだ議論を進めていきたい、その中でコンセンサスを形成していきたいというふうに考えております。
また、有識者の活用ということでございますが、これまで有識者アドバイザー会議、あるいはシンポジウム、さまざまな機会を捉えて有識者の御意見をいただきながら検討を進めてまいりましたが、今後の検討に当たりましても、今、議員からお話しのありましたような災害対策、あるいは行政経営、あるいは建築、こういったことに関しての知見を有する方の御意見をいただくということは大変貴重なことだと考えておりまして、これについては積極的に意見をいただきながら検討を進めていきたいと考えております。
以上でございます。
◆一番(おぎのけんじ 議員) 板垣副区長と岡田総務部長に大いに期待をしております。